優先順位の法則:邪魔者を排除する





最良の時間の利用方法は大して難しくありません。目標に結びつくことを一生懸命やればいいだけです。

ところが、多くの人はそのとおりにはやりません。自分のお気に入りの仕事、あるいは興味のある仕事、手がつけやすい仕事をやりたがるのです。




■タスクの順番の管理は優先順位とは関係ない


そこを真剣に反省してみると、自分の時間配分やタスクの着手順序がうまくない理由が発見できるのです。

多くの人は仕事をする順番の管理には一家言あります。長年そのようにやってきたのですから。それは過去の自分を正当化するためのものかもしれませんし、それが本当にその人が信じている方法かもしれません。しかし、実際に行なうことこそ、その人間のほんとうの選択と優先順位を反映しているのです。

ふだんの日に行なう何十という数のタスクや作業はすべて、優先順位を決められています。明確に番号を振っているわけでなくとも、「次はこれをやろう」という決断をしているわけです。その多くは無意識のうちに決められるとはいえ、決められていることに変わりはありません。

どんな理由・理屈からであっても、あることを行なおうと決めた時には常に、ほかのことは行なわないと決めたことになっているのです。




■優先とは「先んずる」こと


たいていの人たちは、価値や重要性の順番に物事を並べることを優先順位だと考えていいます。しかし、辞書の定義によると、「優先」とは「ほかに先んずる」ことであり、ここには客観的な価値や重要性は関係ありません。

つまり、優先順位を決めようと思うのであれば、100個のタスクがあるうちの、1つ以外、すなわち99個の邪魔者を排除するすることなのです。たとえ、いろいろな仕事を抱えていても、ある瞬間にやれるのは1つの仕事だけです。

■優先順位ではなくたったひとつの優先事項


だから、優先順位などという番号付けの問題なのではなく、1番とそれ以外を決めること、そしてそれ以外になったものは眼中にないようにすればいいだけなのです。

その決定プロセスには、論理的な方法・感情的な方法、時間に対する姿勢といった様々な要素が入り込みます。そこは仕方がありません。そこにこだわっても大した意味はありません。問題は、1番と決めたもの以外の邪魔者を、1番が終わるまで排除し続けられるかが問題なのです。「優先=ほかに先んずる」ものなのですから、ほかが勝手に先んじては行けないのです。



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