仕事でなにかやろうとして、必ず期待通りに効果を出す、などという人は少ないはず。
どこかでは壁にぶち当たって、その対策を考えて、なんとか乗り越えて結果を出してきたと思います。
■失敗してから考えては遅くなる
人により、プロジェクト(仕事)の進みが早い人と遅い人がいる理由は、もちろんその解決に至る道筋のとりかたも大きいですが、もうひとつが次の手を考える時間の差というのがあります。
具体的に言えば、「これがだめだったら、他になにか手はあるだろうか?」と考えているかどうかです。
なにかの壁にぶつかったときに、多く人が考えるのは
この壁を突破するにはどうすればいいだろうか?
です。それは壁が具体的なものになったときに、その原因や対処方法を考えるものです。結果アクションが遅くなります。原因を分析する時間や対策を検討する時間が必要ですので。
プロジェクト(仕事)を早く勧められる人というのは、今のやり方に固執せず
別のやり方をすればこの壁にはぶつからない
と考えられるのです。そしてその選択肢を最初から用意していたり、それはそれで勧めていたりするので、壁にあたって悩んでいる時間がありません。
■選択肢を用意しておく
私は設計レビューをするときに、設計者に必ず聞くのが、
「なぜその設計が最適なんだ?」
です。これに即答できる人というのは、設計力もどんどん伸びていきます。
毎回同じ質問をされるにもかかわらず、まいかい「もごもご」と答えたり、循環論理を出す人はたいていは仕事が遅いかヘルプが必要になります。
※「循環論理」というのは、
※ A は 重要である
※ 重要なのは A である
※というやつです。これではAが重要なことの証明にはなりませんが…
「最適」であることを証明しようとすると2つの論理が必要です。
・比較対象があること
・評価基準があること
です。つまり、別のやり方がすでに考えられていて、その中で優先順位が決められています。
もし、最適だと思ったやり方が技術的にできないかもしれないという壁にあたったら、優先順位2番だったものをやりながら、技術的な探索もしていけば、プロジェクトが遅延することはありません。
■ジェットストリームアタック!!
また、アニメねたで恐縮ですが………
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●ジェットストリームアタック仕事術
ガンダムというテレビアニメに出てくる、モビルスーツのドムを乗りこなす「黒い三連星」をご存じでしょうか。3機のドムによって仕掛ける彼らの攻撃が、「ジェットストリームアタック」です。
これは、1機目の攻撃がかわされても、後ろに隠れた2機目が直後に攻撃を放ち、それがかわされても、その後ろに隠れた3機目が続けて攻撃して、相手を撃破する方法です。
仕事も同様に、一の矢が外れても、二の矢、三の矢を、矢継ぎ早に放つことが求められます。
たとえば、調査でAという仮説を検証したが違っていた。そこで、Bという仮説を検証する。それもダメならCという仮説を検証する、というふうに。
ホームページに新商品情報を掲載して効果がなければ、プレスリリースを出す。それでも効果がなかったら、広告を打つ。
営業先で「いらないよ」と断られたら、「そうですか」とスゴスゴ帰ってくるのではなく、「今どんなことで困っておられますか」と情報を引き出そうとしてみる。「特にないよ」と言われれば、「では、こんなことはありませんか」と話を向けてみる。
そんなふうに、ひとつがダメでも、次、次と、打ち手を準備しておくことで、目的や目標を達成できる可能性が高まります。
午堂登紀雄(著) 『「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術』
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仕事を達成する方法はひとつではありません。いつでも「やり方はいくらでもある」と考えておくことが必要です。
そういえば、「るろうに剣心」でも、「飛天御剣流の抜刀術は全て隙を生じぬ二段構え!!!」っていうシーンが有りましたね。
ん〜。アニメねたから離れられない…
■参考図書 『「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術』
Unlimited無料 | ■「勉強は得意だけど、お金儲けは苦手」という人が読む本 実は成功者たちがやっている「日々の行動を、すべて稼ぎにつなげる方法」を、元ダメ社員から3億稼いだ著者が紹介する1冊。 ■習慣が変われば、人生が変わる! 毎日終電まで働いても稼ぎが増えない人もいれば、週に数時間働くだけでその何倍も稼ぐ人がいます。 しかし、決して前者の能力が劣っているわけではありません。 勉強することや事務処理を行なうことと、お金を稼ぐことは違うのです。 一生懸命働いているようで、実は儲けにつながらないことばかりやっている人がいます。 一方、遊んでいたり、くつろいでいるようで、それを着実に儲けにつなげる人もいます。 この違いは、「情報(経験)を富に変える知的な思考作業をしているかどうか」です。 本書では、「考え、発想する」というビジネス心肺能力を鍛える方法や、「試行錯誤を続ける」というビジネス足腰を鍛えるための方法や考え方を、たくさん紹介しました。 試しに3か月、続けてみてください。 3か月後、「稼げる自分」に生まれ変わっているはずです。 |
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●本書を引用した記事
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