とくに旅行に行ったときや遠くにショッピングに行ったときなどに散財してしまう、というのがよくありました。
「せっかく来たのだからなにか記念に」とか「ちょっと面白そう」とかで、割と高価なものを買うというのは、売る側としても狙いめなのかもしれません。
ただそうして買ったものって、だいたいは家で見てみると、「こんなものどうしろっていうんだ…?」って思うようなものが多いですね。一昔前で言うと北海道で買った木彫りのヒグマとか。文鎮にもなりゃしない。
■買ってよかったこと、損な買い物をしたこと
まぁ、大人になって、ある程度のまとまったお金が自由に使えるようになると、大抵はそういう経験をします。その後、それが改善されるかと言うと人それぞれ。
ちなみに私はというと、どこかへでかけたり、遠くに旅行に行ってもほとんど何も買わなくなりました。
家族や友人と出かけることがあっても写真も自分から撮ることはしないです。
なにも感動していたり楽しんでいないかと言うとそんなことはなくて、割と楽しんでいるのですが、そこで、記念になるものを買うよりも、そこに行って楽しかった、面白いものを見たなどの思い出は作りますが、それをなにか形にして残そうという気が全くなくなりました。
それは、「買ってよかったこと」をつらつら思い出してみてわかるようになりました。
あとで、「買ってよかった」とか「××万円の価値はあった」と思え買い物だったときはどのような場合かと言うと、
何ヶ月も買うかどうか迷って、いろいろな調査をした後に買ったもの
の場合です。衝動で買ったものでそうした「買って良かった」と思えたものがほとんどないのですよ。
■目的と手段を考える
仕事でも同じなのですが、
目的と手段を先に考える
ことで、今から買おうとしているものがそれにふさわしいものかどうかがわかります。
たとえば、「いつでもどこでも本が読めるようにしたい」と思ってるのであれば、スマホを買うよりタブレットです。それも極力記憶容量の大きなもの(たくさんの本のデータが入るように)。Kindle unlimited みたいに大量の本がかなり自由に選べる環境というのも必要かもしれません。ゲームができるような高速CPUは無駄です。そこにお金を使うなら、モバイルバッテリーにお金をかけたほうが得策。
★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●知的生産なお買物
買い物をするときは、「その商品は、自分に自由をもたらしてくれるか?」という視点を加えて選んでみましょう。そうすると、快適さと時短が両立できる、賢い買い物ができるようになります。
たとえば、
・洗濯物をたたまなくてもそのまま収納できるケースを買う
・干すだけで洗濯物のしわが伸びるスプレー
・自宅の玄関ドアをリモコンに切り替え、カギの開閉の手間をなくす
・全自動洗濯機で、洗濯物を干す手間を省く
・自動食器洗浄機で、後片付けの手間を省く
・英会話は出張レッスンにして、スクールに通う手間を省く
・ロボット掃除機で、外出中に部屋の掃除が終わっているようにする
・スマートフォンなど添付ファイル閲覧機能のついたモバイルツールで、いつでもどこでもメールチェック
・自宅のコピー機も自動紙送り機能があるものにして、複数枚をまとめてコピー
・クルマにエンジンスターターをつけて、フロントガラスの霜とりをしてすぐに発車
・携帯電話でエアコンを遠隔操作できるようにして、帰宅時には快適な室温に
など、これもほんの一部ですが、時短生活を意識すると、いろいろ便利なモノやサービスが見つかります。今度の週末は、ぜひ大型家電量販店に行ってみてください。
あるいは、「これ面倒くさいな」「これ時間がかかってイヤだな」という感覚を意識してみると、誰も参入していない新しいビジネスのタネを発見できるかもしれません。
午堂登紀雄(著) 『「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術』
――――――――――――――――――――――――――――★
もうひとう事例を言うと、「人に会うことが多い仕事」みたいな場合には、服装・髪型・肌のケアにお金を惜しむべきではありません。
■自分に投資する
逆に自分に投資するものであれば、値段の多寡は基本的には考えません。
ちょっと古い本ですが、
★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
「お店に入ったときに、しっかり見られているって感じたでしょ。もちろん、君はお客さまだから、彼らは笑顔で応対しているけど、あれはね、君のクライアントの目だと思わなければいけない。店の人は人を見る長い経験を持っていて、しかも、客の人柄や信頼できるかどうか、どんな生活をしていて何を求めてるかまで見抜くんだ。彼らは現代の日本で君が接することのできる最も優秀なプロファイラーだよ。彼らを利用しない手はない。しかも、お金はかからない。君が育児に追われて、仕事への集中力や精度が落ちてくると必ず印象に表れる。お店の人はすぐ見抜いて、最上級の応対はしてくれなくなるよ。忙しいから仕方がないという言い訳も生まれる。もちろんある程度は仕方がないと思う。それでも、自分を客観視する物差しは必要なんだ。ブランドショップに入って、自分自身でお店との違和感を覚えたら、それは店の人が送っているサインだと理解したらいい」
つまりブランドショップにはテストを受けに行くというわけ?
「うん。商売なのに客を値踏みするのかと怒ってはいけないよ。それは別問題、別のテーマだから混乱しないようにね。僕が教えたいのは、自分のところのレベルに達していない、と人間は判断できるということ。もし、君がその店に違和感を覚えたら、その原因は自分にあるんだ。そして店員の目はそのままクライアントの目だよ。クライアントは、店の人と同じように君のレベルを見る。そのとき真っ先に判断材料になるのが見た目なんだ」
これは重かった。その四年後に娘を出産して、もちろん仕事をそのまま続けていた私は、娘の高熱で入稿がぎりぎりになり、ベッドの隣で原稿を書いて徹夜し、そのままクライアントになだれ込むなんてことが日常になった。目の下のくまをコンシーラーで隠しても、よれてムラムラになっている。服装だって、いつもその場しのぎだ。
それでも、物差しがあることは私を安心させた。たとえば、化粧品のクライアントの大きなプレゼンテーションに勝って、試しにその足で一流店へ立ち寄ってみると、お店の人の視線がひどく温かいと感じた経験がある。私の仕事の充実感さえ、伝わるんだ。人は人を感じているんだ。フリーランスゆえに一いつ匹ぴき狼おおかみで、同僚や上司もなく、私生活を察してくれる人はいない。そんな私には、一軒の店の反応さえありがたいものだった。
田中ミエ(著) 『ダンナ様はFBI』
――――――――――――――――――――――――――――★
つまるところ、ビル・ゲイツみたいに自分のブランドが確立していて、名前だけで判断してもらえるのであれば別なのですが、凡人は自分がどのような人化判断してもらうためには、そのような人の格好をしていなければいけない、ということです。
この本は、プロファイリングの入門がわかりやすく書かれており、私にはとても参考になりました。
「人は中身だよ」とは言っても、所詮その人を判断するのは他人です。他人からいい評価を受けたかったら、自分にちゃんとお金と手間を掛けないとね。
私の例でいうと、ITの専門家として仕事しているのに、最新のデバイスやツール・アプリを触ったことがないとか言うのは、微妙ですよね。なので、新しいデバイスが出たら、とりあえず使ってみることにしてます。会社のお金でなく、自分のお金で。
■入ってくるお金と出ていくお金
基本的にお金は有限の資本です。入ってくる量はサラリーマンなら仕事で得られるだけになります。
つまるところ、入ってくる以上に出すことはできませんし、それをやると破綻するのは目に見えてますから、それをはかって最適解、つまりコスト効果を最も高くする方法を考えるということですね。
ちなみに、私はと言うと、「ほしい」と思ったら、2〜3ヶ月は寝せておきます。金額にもよりけりですが、何度、どのような場面で考えても「ほしい」のであれば、それは自分に必要なものだと考えるようにします。当然その間に "それ" を最大限活用するための環境を用意したり、活用方法を研究(ネットなどで調べる)したりしてます。
■参考図書 『ダンナ様はFBI』
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
ダンナ様はFBI 著者 :田中ミエ | 楽天では見つかりませんでした | DMMでは見つかりませんでした |
●このテーマの関連図書
女子をこじらせて
外国人だらけの小学校はツッコミの毎日でした。(本当にあった笑える話)
とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話
ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲
なぜ、はたらくのか 94歳・女性理容師の遺言
くじけないで
■参考図書 『「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術』
Unlimited無料 | ■「勉強は得意だけど、お金儲けは苦手」という人が読む本 実は成功者たちがやっている「日々の行動を、すべて稼ぎにつなげる方法」を、元ダメ社員から3億稼いだ著者が紹介する1冊。 ■習慣が変われば、人生が変わる! 毎日終電まで働いても稼ぎが増えない人もいれば、週に数時間働くだけでその何倍も稼ぐ人がいます。 しかし、決して前者の能力が劣っているわけではありません。 勉強することや事務処理を行なうことと、お金を稼ぐことは違うのです。 一生懸命働いているようで、実は儲けにつながらないことばかりやっている人がいます。 一方、遊んでいたり、くつろいでいるようで、それを着実に儲けにつなげる人もいます。 この違いは、「情報(経験)を富に変える知的な思考作業をしているかどうか」です。 本書では、「考え、発想する」というビジネス心肺能力を鍛える方法や、「試行錯誤を続ける」というビジネス足腰を鍛えるための方法や考え方を、たくさん紹介しました。 試しに3か月、続けてみてください。 3か月後、「稼げる自分」に生まれ変わっているはずです。 |
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術 著者 :午堂登紀雄 | 楽天では見つかりませんでした | DMMでは見つかりませんでした |
●このテーマの関連図書
フィードバック
フィードバック
フィードバック
フィードバック
フィードバック
フィードバック
フィードバック