巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。
本日の巨人 : 大江正太郎
本日のお言葉:
ふりかへり 振り返り走るランナーよ 追うのはおのれの 影のみなるをお言葉の出典: 『
心のポケットに入れておきたい名言手帳』
■大江昭太郎
ノーベル賞作家の大江健三郎氏の兄で歌人。
・永劫の水 ・書肆田高 ・黄瑞香などの著作があります。
アマゾンで探したのですが、入手できる本はないですね……
■初めての海外出張
これは、マラソンみたいな長距離走のランナーを読んだのでしょうかね。
後ろからライバルが追いかけてきているかをすごく気にしながら走っているランナーのイメージが凄くわきます。でもついてきているのは自分の影だけ。。。と。
マラソンに限らないですが、スポーツでも会社でも、人が競い合う場面では、相手の動向が気になります。それは極端に言えば恐怖心。恐怖心というのは、現実のものではなく、自分の脳内で作り上げた空想に過ぎません。
それを理解してなお、やっぱり恐怖に振り返る。振り返ることでスピードが鈍りペースが乱れる。怖くて緊張して手足が縮こまって、ミスをして自滅。まあ、本番というのはそんなものかもしれません。
私が初めて海外出張したときに、現地スタッフとの会議がありました。事前に一生懸命準備していったにも関わらず、あがってしまって出てくるのは冷や汗ばかり。ほとんど上司が説明くれました。英会話もそこそこできるはずだったのに…
でも、「これは自分が作り出した幻想」だと認識していれば、多少はリラックスできたのかもしれません。
追いかけてきているのは、ライバルではなく自分の影。怖がる必要はないのかもしれません。
●本書を引用した記事
決断の種類
仕事を仕分ける3つの視点
「どうでもいい」という解答がある
プロジェクトを任されたら制約条件を探る
「どうでもいい」という解答がある
「どうでもいい」という解答がある
追うのは己の影なるを
●このテーマの関連図書
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