情報収集のヒント





最近、知らない単語がよく出てきますね。ついこの間まで「RPAってなに?」「AIって愛?」みたいな状態だったのに、もうすでに仕事にしなければいけないみたいな状況で……

その上コンピュータ用語って、3文字略語が多くて辟易する。

とはいえ、こうした単語の解釈や業務への適用も現場でウロウロしている人には必須なので、精一杯「さもわかっっているかのように」振る舞わないと…

ということで、本日は、情報の調べ方について、私なりの方法をご紹介します。




■ストックとフロー


情報収集の方法と書きながら、全然関係ないですが、情報には2種類あるのをご存知でしょうか。まあ、いろんな分類があるので、べつに知らなくても問題ありませんが、情報収集において意識しておいてほしいのがこの2つの情報の分類。

・ストック
文字通り、「ためておく」情報です。
これは、何かの用途のために、自分の知識データベースに入れておくもので、更に分類すると、脳みそに入れておく「記憶」と脳みそ以外においておく「記録」があります。

まあ、両者の違いは明らかなので細々とは書きませんが、脳みそに入れておくと、発想などのときにひらめきのソースとして使えます。

・フロー
電光掲示板みたいにず〜っと流れていってしまうものです。
これは基本的には、役に立ちませんが大量のデータがいま世界中を飛び回っています。

このフロー状態にある情報を一瞬に捉えることを情報収集って言うんですね。




■情報収集の質


いまどきなら、RPAにしろ、AIにしろ、その意味を調べるのは簡単です。むしろ不要な情報までくっついてきます。

なので誰かと差別化したいなら、重要なのは「質」だと思ってます。

「これは面白そう」と思った情報が実はステマだったとか、いろいろ調べてみたら非常に断片的だったとか、偏っていたとか。そういう情報はふるいにかけて、自分に必要な情報を精度良く集めないといけません。

質を高めていくためには、ソースを多角化することとと、目的を明確にすることだと思いますが、まあ、詳しく書き出しちゃうと長くなるのでキーワードだけ。

 ・発信者の意図を考える
 ・情報ではなく情報ソースを探す
 ・信頼性・客観性を評価する
 ・網羅性の高いところから情報に当たる
 ・情報源にあたる(2次情報より1次情報)

■気をつけておきたいこと


気をつけておきたいことですが、

・先入観をもたずに、でも、鵜呑みにしない
・情報源と新鮮さを意識する
・「調査」と「探索」を分ける
・角度を変えて見る
・「知らないこと」と「知りたいこと」を区別する
・重要なことは手書きでも残す
・ダラダラと時間をかけない
・ブログの記事は裏付けを取る

んなとこでしょうかね。

■情報収集ツール


◆Wikipedia



知りたいことが単語であればまずここに当たります。
その他にもインターネット辞書も使えます。
・新聞社・出版社
時事刻々変化するような情報であれば、こちらが重要。特に日経関連サイトはほぼ毎日何かでお世話になってるかな。ニュース系はロイター/CNNが強いです。日経はあるテーマの深掘り記事が面白いです。

◆Amazon


最近、会社からアクセスするときにも警告が出なくなったのでちょっとハードルが下がったような。商品しかありませんが、本を探すのに使ってます。こっちも結構なアクセス頻度があるかな。
・Google
まあ、ネットでなにか検索するなら、ここが私は使いやすい。たとえば、「PCの××設定のやり方」みたいなネタもここがトリガになっていることがほとんど。
何かを調べるときには、検索結果をクリックしたときに「常に新しいタブで開く」ように設定しておくと良いです。そして調べ終わるまでタブは閉じない。こうしておくと、複数のページの比較のために行ったり来たりができるのですよ。
設定を変更していない場合でも、CTRL+SHIFTを押しながらクリックすると新しいタブで開いてくれます。

◆LifeHakker


ちょっとした工夫系はここのソースが多いです。

◆オウンドメディア


何かの分野・テーマに関するものであれば、こういうサイトを知っておくと便利です。「ニキペディア(ニキビに関すること)」「弁護士ドットコム」。

◆ブログ記事


私の読み方は、「目次だけ見る」目次がなければ、太字・大文字だけ見る。目次や小見出しがない記事は読まない。

調べ物でブログにあたったときには、そこに出てきたキーワードを類似項目の検索としてつかいます。要はウラをとったり、検索キーワードの補助としてつかいます。

■速読・斜め読み・拾い読み


特に素人が書いた文章というのは文字数に対して情報量が少ないので、速読・斜め読みが役に立ちます。

特にブログ系だと、日本語が正しくなかったり、行間が異様に空いていたりで、情報調査という側面でいうと不正確でスカスカ。

なので、1行づつ送って読むというよりは、1ページ全体をぱっと見て、1ページ単位でスクロールするくらいの勢いで読むと、すばやく情報のスキャニングができます。
ちょっと練習すれば、1ページ全体を目に入れて、そこから目的のキーワードとその前後のワードを拾うくらいはできるようになります。

■社内情報


社内情報に関しては、リアルコミュニケーションが最も自分に関わりのある重要な情報ソースです。ただし、その周辺情報をある程度頭に入れてないと、相手の意図を読み違えることがあります。だれも整理して解説してくれないので。
周辺情報というのは、関連するプロジェクトのメールや、共有されている週報などに現れます。意識して読んでおかないと読み飛ばしていることも多々。





posted by 管理人 at 07:14 | Comment(0) | 知的生産術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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