正しい叱られ方7つの原則





仕事だけではなく、叱られた経験のない人は居ないでしょう。

過去に自分が叱ったり、叱られたりした時に、上手な人(うまく受け止めて、自分の糧に出来る人)と、下手な人(叱った側、叱られたがわ双方にしこりを残すひと)がいることに気が付きました。

私が勝手に「叱られ方の7則」と呼んでいる、正しい叱られ方を紹介します。
もちろん、私が勝手に決めているだけなので、環境に合わせてカスタマイズしていただいたほうがいいとは思います。




■パワハラ


叱る側にとっては、相手に対して「こういう成長をしてほしい」という期待の裏返しです。
ただ、最近は「ハラスメント」とかうるさいですので、結構注意して叱らないといけません。

このあたり、昔はおおらかだったというか、怒鳴り散らすのも上司の仕事的に考えられていた時代もあったりして、「世の中かわったなぁ」という気はしますが、まあそういう時代ですので、それに従うことにしてます。

まあ、実際のところは、今も昔も、叱るのも叱られるのも、実は双方が嫌な思いをしてます。

上司が部下をしかる時でも、できたら叱らずに済ませたいと思っていることが多いです(私だけ?)。
※「部下を叱り飛ばしているときがもっとも幸せ」なんて人はいないと思いたい…

「怒っている」ときは別です。感情に任せて、自分の感情を相手にぶつけているだけなので、論理的には考えてません。

しかし、「叱る」という行為は、論理的に考えないといけないです。
最悪、その結果部下との間に「溝ができたり、感情的にもつれたりしたらどうしよう」という心配もあるわけです。

まぁ、叱られている側は、怒られているのと区別がつかないこともしばしばですが。

ある本(出典は失念)にこんなことが書いてありました(記憶だけなので、正確ではありません)。

 叱るという行為は、それによって部下が自分の失敗に気づいて過ちを反省すること、今後の糧を得ること、そして発奮することを期待しているのです。この期待の裏側にあるものは、人間はそうして育っものだという、人間に対する信頼と愛情です

まあ、こんな高尚なことを考えていない人もいないでもない、ような気がしないでもない…




■叱られ方7則


逆に叱られる側からすると、それをちゃんと受け止めて、行動の改善に結び付けないといけません。
そこで、過去私が自分に課していた叱られ方をまとめてみました。

1.謝罪する
  まず謝る。叱られたら素直に「申し訳ありませんでした」と謝る。

2.感情的にならない
  強い言葉で叱られれば心が傷つく。歯向かいたくなるし、弁明もしたくなる
  だが上司はあなたの欠点を直してやろうとして叱っているのである。カッとなってはいけない。

3.弁解しない
  言い訳によって自分の間違いを正当化しても、プラスになることは何もない。上司から理由や原因を聞かれない限り、言い訳をしてはならない。

4.事象を考える
  何を叱られているのかを考える。叱る側はあなたの人格や人間性を問題にしているのではない。あなたのとった「行動」の非を指摘しているのである。自分のミスや怠慢を素直に認める。

5.不公平だと思わない
  「自分ばかり叱られる。同僚は同じ失敗をしても叱られない」こんな不満を持ってはならない。上司は叱れば直る人を叱る。同僚は叱っても直る見込みがないから叱らない。あるいは黙っていても問違いを自分で直すから叱らない。上司の不公平は当然である。

6.根に持たない
  「あのことを根に持っているな」と感じた上司は、本気で叱ってくれなくなる。つまりあなたを見捨てる。聞く時は真剣に、あとはさっばりという態度で上司に接する。

7.礼を言う
  上司は言いにくいことをあえて言ってくれたのである。心が傷ついて悔しくても、最後は必ず「ありがとうございました」と言う。

もちろん、環境や状況、相手によってもいろいろ違いはあるかと思いますので、まあ臨機応変に。



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posted by 管理人 at 10:08 | Comment(0) | 知的生産術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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