多くの人にそうなのかもしれませんが、スマホはもはや体の一部みたいな扱いになりつつります。
ご多分に漏れず、私も寝るときも枕元で睡眠具合を測定していて、何かを待っているときには、スマホで Web を見たりメールを見たり。
スマホを触ってないときでも、常にポケットに入っていて、ブブッって振動すればすぐにでも取り出せる状態になってます。
それがある種の精神安定につながっているのなら、まあいいですが、その結果、新たな“疲労”も生まれています。
その名は「デジタルライフ疲労」。
いわゆる疲労とは質が違う、職場でのパフォーマンス低下も引き起こしかねない厄介な不調だということです。
■デジタルライフ疲労
先日、こんなニュースが有りました。
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精神科医で杏林大学の古賀良彦名誉教授らの調査が2017年8月29日、東京・丸の内で開かれたアスタリール株式会社主催のプレスセミナーで報告された。
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:(中略)
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本調査では、平日の疲労レベルや1日のデジタル機器の使用時間などを調査した。
疲労の種類は、
(1)目の疲れや肩こり、腰痛など身体的なもの
(2)不安やイライラ、やる気、気分の落ち込みなど精神的なもの
(3)他人への興味や関わり方などの社会性
といった3つのジャンルでアンケートした。その結果、現代人の疲労はジャンルを横断した複合的なものだとわかった。
身体的、精神的な疲れを感じている人は男性に比べ女性が高い傾向にあった。社会性に関する疲労には性差はなかった。
デジタル機器の使用実態については、最も使用時間が長いデジタル機器はスマートフォンで、約7割の人は寝る直前までデジタル機器を使用していることも判明した。
調査結果を分析した古賀教授は、注目すべき結果だとして「スマートフォンを長時間使用している人は、体の疲れがとれにくく、気持ちも落ち込みやすい、そして社会性の低下から生活そのものを楽しめなくなっている可能性があります。生活の充足度まで大きく影響を及ぼす『デジタルライフ疲労』と呼ぶべき現代人特有の疲れをうまく解消する術が必要です」とし、対策を紹介した。
引用元:Aging Style
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私も、この調査の内、(1)については大いに当てはまります。
なにしろ、PC を見て、スマホで連絡を取り合う事自体が仕事なので、1日の起きている間は、殆どがデジモノに触れてます。
で、やっぱり(1)については非常に強く感じていたりします。
「社会性が失われているか」と言われると自覚症状はないのでよくわかりませんが。
■デジタルライフ疲労に効くもの
この発表で、どのようにしたらデジタルライフ疲労に効果があるかというと、
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基本の対処法として、Rest(休養)・Relax(寛ぎ)・Recreation(楽しみ)の「3R」が紹介された。
自分に合った方法を見つけ、1日に1回は実践することで疲労の蓄積を防ぐと同時に活力を生み、コミュニケーション能力を回復させる。
特にRecreationが重要だ。今回、調査対象者にその方法をアンケートすると、「甘いものを食べる」「飲酒」「好きなものを好きなだけ食べる」など食に関することが多かった。好物のとりすぎは身体に悪い影響を与えるリスクもある。
「楽しみでも、Re-creat(再生)という考え方が大切です。
疲労状態から積極的に立て直すために、自分の好きなものだけでなく効果が証明されているサプリメントなどを利用するのもひとつの手だと思います」(古賀教授)。
現在、疲労感の軽減やストレス対策を目的にした機能性表示食品はいくつか売られている。今回のプレスセミナーを主催したアスタリール社も、高い抗酸化力を備えアンチエイジング成分として注目されている「アスタキサンチン」を含む機能性表示食品「アスタビータe」を発売している。このサプリメントは、デスクワークと運動の両方の組み合わせによる一過性の疲労を軽減効果が証明されている。
引用元:Aging Style
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そう言われると、それっぽいことはやってます。
・休日には図書館に行き本を借りてきて2時間位喫茶店で過ごす
・アナログな道具をよく使う(ノートなど)
・甘いもの好き
・休日は1日中ゆったりしたクラッシックがかけっぱなし
ただし、デジモノからは離れてませんので効果は限定的なのかも。
あなたはどんなデジタルライフ疲労対策をされてますでしょうか?