「ポジティブな発言をする人とネガティブな発言をする人、どちらが好ましいと考えるか?」と面と向かって聞かれれば、多分「ポジティブ」を選ぶ人がほとんどでしょう。
でも、「自分がポジティブな発言をしているか」と聞かれると、はなはだ心もとないし、いつもネガティブな発言をする人というのも組織の中には一定割合いることを考えると、「ポジティブ」に発言することの重要性を理解していない、というかそもそも「ポジティブ」であることと、リスクを考えることが区別できていない人も結構いるんじゃないかと思ったりします。
■表現のしかたで上司の承認率が変わる
こんな実験があるそうです。
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クリーブランド大学マネージメント学利のケネス・デユ不ガン博士は、次の 2 種類の表現を準備して、「あなたはこのプロジェクトに追加予算を認めるかどうか」を尋ねるという実験を行った。
● ポジティブな表現
「すでに進行中のプランのうち、 50 分の 30 は成功しています」
● ネガティブな表現
「すでに進行中のプランのうち、 50 分の 20 は失敗しています」
これらは、表現を変えただけで、成功率はどちらも同じ 60 %なのだが、下のグラフを見れば一目瞭然のように、ポジティブな表現をされたグループほと、「追加予算を認めるだろう」と答えていることがわかった。人問にとって「耳にやさしい」という表現とは、ポジティフな意味合いを感じさせてくれるかどうかなのである。
したかって、上司を説得するにあたっては、できるだけポジティ。フな側面に注目させたほうがいい。
もしも上司に拒絶されたら、それはあなたの表現の仕方がまずいのかもしれない。ポジティブな面を強調すれば、上司もよい結果を想像して心を動かされるはずだ。
内藤誼人(著) 『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典』
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本書のグラフでは、
ポジティブな表現の承認 4.05
ポジティブな表現の承認 3.28
になっています。
この数字が何を意味するのかはよくわかりません(本書には解説がありません)が、感覚的には理解できますよね。
■自分の発言を振り返ってみる
というふうにアタマではわかるのでしょうが、実際に何かを発言するときに、他人の発言を
ポジティブ
ネガティブ
ニュートラル
の3つに分類して聞いていると、「こういう表現は相手にどう取られるか」の勉強になります。
自分自身の発言は、「そういう必要があった」から発言していると思い込んでいるので、振り返るのは上級テクニック。逆に他人の発言というのはわりと冷静に見られるので、3つに分類することは結構簡単にできます。
こうしていつも3つに分類しているうちに、ポジティブな表現というのは、どう言い表せばいいのかが、その会社の雰囲気と相まってわかるようになります。
基本的には、「あるもの」「できたこと」「未来」に着目することですね。「ないもの」「できなかったこと」「過去」に着目するとネガティブな表現になることがおおいようです。
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