「私は○○屋です」
一言で言えるでしょうか?
よく異業種交流会やセミナーなどで自己紹介をする場面になりますよね。
そうしたときに、「自分は何者か」を短い言葉で言わなければなりません。
そういう自己紹介のときに、自分にラベルを貼るような表現方法を考えてみてはいかがでしょうか。
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●「人からどう思われたいのか?」を考える
あなたは人からどう思われたいですか?
少しでも早くその他大勢から抜け出すために、自分の価値を高めるために、それを強く意識して今から行動しましょう。
では具体的に何からはじめればいいのでしょうか?
ひとつは、私や弊社の川島のように人から思ってもらいたい自分の「キャッチ」を作りそれを名乗り続けるのです。
自分でいい続ければ、いつしか周りからも「セミナープロデユーサー]の松尾さんや「ウェブ商人」の川島さんなどと認識されるのです。
そしてもう一つ。その他大勢から抜け出した人は「私は世間様からこう思われたいから、今このような発言をしたほうがいい、このような行動をとるべきだ」と考えて、すぐに実行しているのです。
多くの人は「私は今こんな人間だから、世間も(私のことを)こう見ているだろう」と考えるのですが、それではその他大勢から抜け出せません。
松尾昭仁(著) 『「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術』
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本書に紹介されているような、「セミナープロデューサー」や「ウェブ商人」と言われても私はピンとこないのですが、おそらく著者の交友関係の中では、ピンと来る人が多いのでしょうね。
人はラベルを貼ると、その人の個性をそのラベルに沿って解釈しやすくなります。
他人に対しても、よく「あの人は○○な人だから」とか「××の専門家の○○さん」みたいにラベリングすると、その人を直接知らない人でも、なんとなくその人の特徴(強みとか弱みとか)がわかりますよね。
これは自分に対しても同じみたいです。
「私は○○の専門家です」といい続ければ、他の人からもそう見られるようになりますし、自分でもその分野の専門知識を増やしていくような行動をするようになります。
■役職効果
私が勝手に「役職効果」と呼んでいるコトがあります。
これは、たとえば、いままでリーダーシップをあまり発揮しない人に、「○○リーダー」という役割を与えると、ちゃんとリーダーとして活動できるようになります。みんなから「リーダーだから」「○○リーダーの××さん」と呼ばれることによって自覚ができ、責任感を持つようになります。
「課長のような自覚と責任を持て」とか「社長の目線で物事を見ろ」と言われてもわかりませんが、実際に課長や社長になってみると、今までとことなる味方をすることができるようになります(私自身は社長になったことはありませんが)。
すなわち、人が地位にふさわしい言動をするようになったからその地位につくわけではなく、その地位についたから地位にふさわしい言動をするようになるわけです。
■「自分は何者か」をいい続けてみる
会社内では勝手に課長を名乗ることはできませんが、「○○専門家」なら言ったもん勝ちです。
それをいい続けることによって、周囲からもそう見られるようになりますし、自分もそのように振る舞うようになります。
■自分で性格を決めて演じる
同じことは、性格にも言えるようです。
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また「思われたい自分を演じる」という行為も大切です。
あなたが尊敬し、あこがれる上司や同僚、友人がいるのならその人たちをよく観察してみてください。
なぜ、あなたが尊敬しているのか?
どこに惹かれているのか?
この部分がその人の価値です。
ささいな仕草や一言かもしれません。もしかすると、見えないところですごく気配りしているのかもしれません。
その人が人を引き付ける部分を分析し、あなた自身がそのように演じてみるのです。
あなたは、演じた自分に最初は違和感を覚えるかもしれません。
しかし、その行為を続けることによって、あなたが目指す理想の自分がオリジナルキャラクターとしてだんだんと確立されます。
それは他人のコピーではないか?
と心配される方もいるかもしれませんが、その必要はありません。なぜならいくら他人を演じて真似をしても、もともと別の人格なのですから、まったく同じキャラクターになることはないのです。
松尾昭仁(著) 『「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術』
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つまるところは、明るい人になりたかったら、明るい人のロールモデルを決め、その人のように振る舞い続けることで、それが【習い性となって、やがて板についてくるということです。
私は、学生時代から人前に出て話をすることは大嫌いでした。「何か話せ」と言われたら大抵固まったままになってました。
しかし、サラリーマンになって、ある程度職位があがるとそうは言ってられません。
そうは言ってられない状態が続くと、それなりにできるようになります。
それで、「○○さん、話がうまいね〜」とかおだてられると、木にでも登る…、と。
■複数のラベルを持つ
なにも、「○○の専門家」みたいなラベルは一つに限る必要はありません。
というか、その場や状況に応じて、たくさん使い分ければいいです。
ただし、一度言ったら、それをいい続けること。そして、そのように振る舞い続けること。専門家にふさわしい言動を心がけること。
それで、本当に○○専門家になっていけます。
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