なにをするにしても、第一歩が踏み出せれば、それは達成に向かい始めます。
この最初の一歩というのがとてつもなくエネルギーが必要です。
物理学を勉強したときに、物体が移動を始めるときには、最初に一番大きな力が必要だ、ということを習いましたよね。
どうやら、何かを達成したりするときでも同じみたいです。
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●さあ第一歩を踏み出そう
なんとか無意識から自由になれれば、現実と前向きにかかわる段階に入る。
つまり、以前よりもう少し率直になり勇気を奮って行動したとき、現実にどれだけ多くのものが人生から得られるかを確認するのだ。
油断すると、スタートの時点から失望したり、新しい人生設計をおどかされてやめてしまったり、からかわれたりするような状態に陥りやすいので気をつけてにしい。
しばらくたてば、行動の結果がはっきりするので自分を正当化する理由が確たるものとなる。
いつも初めはこう自問すべきである。
「旅行、陶芸、執筆、農業など対象が何であれ、失敗することが実際ありえないとすれば、いまいったい何をしたらよいのだろうか?」
対象はこれらに限らず、もっと多くあるだろう。たとえば、ダンス、ドレスの仕立て、微分積分やギリシア語の勉強、美容、音楽鑑賞などなど。その対象が何であろうと、前向きに現実とかかわろうとし、現実とは違った人生を夢想しているのでない限り、最初の一歩をどう踏み出したらよいかは、頭を使えば簡単にわかるはずだ。
現実と前向きにかかわる気になったら、第一歩を踏み出すだけだ。
次々に自問しよう。大望自体が、自分の人生に形となって表れ、おのずと成長したように伸び始め、追い求める対象ではなく励ます存在になるまで問い続けることだ。
なぜなら、ある段階に到達すると、最初の行動によってつけた弾みに乗って、自らが軽やかに気持ちよく運ばれていくのがわかるようになるからだ。
ドロシア・ブランド(著) 『目覚めよ!生きよ!』
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この、「ある段階に到達する」までが大変で、冒頭に書いた物理の法則で言えば、物体が一定速度で移動を始めてしまえば、小さな力でその速度を維持し続けられます。
一番苦労するのは、その一定速度に達するまで、ですね。
これはあまりいいやり方を知りません。
結局、だれかが助けてくれたりすることもありますが、最終的には自分の力で何とかするしかないです。一歩目を踏み出して、その勢いに乗って2歩目を出し、ちょっとづつ加速していければ、そのうちにスピードは上がりますよ。
止まってしまうと、またエネルギーがいるので、止まらないように注意しながら。
■参考図書 『目覚めよ!生きよ!』
立ち読み可 | 女流作家ドロシア・ブランドにより1936年に出版されるや瞬く間に全米ミリオンセラーとなり、今も世界中で読み継がれている成功哲学の古典『Wake up and Live!』の初の日本語訳版。この本で語られている最も重要なコンセプトは、人間の心の奥底にひそむ「失敗しようとする意志=破滅願望」の存在である。 「成功の公式」として紹介される内容はシンプルですが、明快な行動基準として示され、実に80年近く前に書かれた内容なので、事例などは少し古さを感じさせるが、根本的にはいまなお通用する原理原則である。また「as if の法則」など近年再び話題となっている考え方も平易に紹介され、多くの方の人生にとって、示唆が多い一冊となるだろう。 |
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●本書を引用した記事
腹五分目
失敗の報酬
なぜ失敗するのか
やってみることには苦痛がともなうと意識する
生産的であるために3:技術編
目覚めよ!生きよ!:さあ、第一歩を踏み出そう
自己管理能力を上げる方法
仕事が完了したらすぐに次の仕事にとりかかる
アドバイスが毒になる
生産的であるために1:マインド編
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