話しぶりから相手の心理を判断する方法





あいてがどのように考えているかわかったら便利だと思いません?

もしかして便利なだけでななく、嫌なこともわかってしまうかもしれませんが。




■相手の話しぶりから相手の心理を図る方法


これは、本書『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典』からの引用。

★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●話しぶりから相手をジャッジするポイント
  相手がメッセージを伝えているとき、言葉だけでなく、どういう話しぶりをしているのか、そこに注目して相手の心を探る方法について考えてみよう。

言葉の勢いや、声の大きさ、細かなニュアンスに注意すれば、単純にメッセージの内容を聞くこと以上に相手の心の声を聞き取ることができるようになる。

話の内容だけを信用すると、相手の本心は決して見えてこない。

話の内容を偽装したり、嘘をこしらえるのは、それほど難しいことではないからだ。

しかし、それを伝える自分の声や話しぶりを偽装するのはとても難しいので、そこに注意すれば、相手の本心が見えてくるのである。

46 - 47 ページの表を参考にして、話しふりから相手の本心を探ることができれば、人間観察力がグンとアップする。相手の嘘やごまかしも読み取れるようになるので他人にだまされたり、翻弄されることが少なくなる。

したがって、あなたは相手との交渉をスムーズに進めることができるだろう。

ちなみに、ジャッジをするにあたっては、なるべく客観的な気持ちで行うことを忘れてはならない。

私たちは、嫌いな人間に向かっては、それを裏づけたいという心理が働くために、わざと否定的な手がかりばかりを選んで見抜こうとする。

「ほら、やっばり、お前はイヤなヤツだ」という最初の思い込みを再確認するためのジャッジならやらないほうがよい。

また、自分が感情的に動揺していたり、浮ついていると、ステレオタイプ的な判断を下してしまう傾向があるので、その点も住意したい。

・威勢がいい
 本当は意見を信じていない
 何か隠し事をしている。
 「絶対に」と言う人は自分でも間違いに気づいている。
・抽象論を持ち出す
 具体的な質問に対して、抽象論を持ち出して答えようとする人は、「自己弁護」の傾向が強い。
・ある人に質問したとき、促しもしないのにさらに話を付け足す
 自分の回答に自信が持てない。
 何らかの嘘をついてしまった。
 相手の反応が気になって仕方がない。
・イエスともノートも言わない
 質問に困っているか不愉決な感清がある。
 明確な回答がない。
 積極陸に欠け、自分の主張に自信がない。
・簡単な質問に対して大げさなリアクションをする
 自己顕示欲が強い。
 感清が伴っていない発言をしている(自分でも信じていない発言をしている)。
・強い口調で喋っているのに文末が疑問形のようになる
 口調は強いが、実は自分で発言していることに対してそれほど確信がない。
・模範解答のような発言ばかりをする
 相手の発言に対して向き合っているのではなく、計画的に自分のセリフを練っているタイプに多い。
・表面的な会話に終止する
 相手に対して決して自分の本音をさらけだそうとしない。
 警戒心が強く、神経症傾向が強い。
  :
  :
 (以下略)

内藤誼人(著) 『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典
―――――――――――――――――――――★


確かに、自分の行動に照らしても思い当たるフシは多いですね。

とくに、強い口調で話しているときというのは、自分の意見に自信や確信がないときが多い。

他にもいっぱい事例が書いてありましたが、全部をネタバレさせると行けないでしょうから、ちょっと省略。
詳しくは本書を読んでみてください。









■参考図書 『図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典





立ち読みできます立ち読み可
自分を強く見せる・ホンネを見抜く・相手を自由自在に操るテクニック120。パワープレイ、スナップジャッジメント、パワーロジック、リーダーシップ、メンタルトレーニング、ブレイクスルー。最新データに基づいた、いま一番“武器になる”心理術を完全網羅。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典
著者 :内藤誼人
楽天では見つかりませんでした
図解 3秒で相手を操る!ビジネス心理術事典
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 議論が進まないときの4つの対応方法
 しぐさで会話をコントロールする方法
 大勢の前でプレゼンするときはZ目線が有効
 セルフイメージを高める本当の方法
 言ってはいけない言葉
 ソフトに会話する(作用反作用の法則)
 リストの活用方法
 スケジューラ日誌
 命令か依頼か―リーダーとしてのメンバーとの付き合い
 上司の嗜好に合わせる

●このテーマの関連図書


ビジネス説得学辞典―交渉を支配する986の戦略・理論・技法





■同じテーマの記事

Powerbot

様々な情報を一括管理するのに便利な Evernote。その他にGmailやGoogle カレンダー、DropBoxも使っている方であれば、これらが連携ができれば…、と思ったこともあるでしょう。そんな方にオススメなのが、本日紹介するPowerbotというソフト。Googleカレンダーとの同期Google カレンダー用のEverbotは、カレンダー上にミーティングの予定を作成すると自動的にEvernoteのノートブックを新規作成します。ノートブックにはミー..

3つの習慣part1

いや、このタイトルは「7つの習慣」をパクったわけではないですよ。※ちょっとは意識したかな…以前の記事で、あなたを天才にするスマートノートという本を紹介した時に知識→教養→見識(統合)という知性の進化の過程を書きました(筆者の受け売りです)。じゃぁどうしたらそれができるのかというと、意外と難しいですね。ちょっと以前の記事では、テーマが違っていたので、「ゲシュタルトを形成する」としか書きませんでしたが、名前は難しいですが、大したことではありません。学術的に..

文章のコツ4:「である」調と「ですます」調

どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。ちょっとだけわかりやすい文章を書くためのコツのひとつに、文体を揃えるという事があります。ネットで辞書を引いてみると、文体1 文章の様式。口語体・文語体・和文体・漢文体・書簡体・論文体など。2 その作者にみられる特有な文章..

仕事や勉強のインターバルの効果的な使い方

ポモドーロテクニックにあるように、人間の集中力には限界があります。よく言われるのが1時間〜2時間が限界というもの。ポモドーロテクニックだと、30分ごとに時間区切り、25分集中5分休憩などとしていますね。ところが、この休憩時間をどう使うかということは書いてないものが多いです。休憩というと、なにか飲み物を飲んだり、席を立って体を動かしたり……と、「たり」ばっかりです。つまり、「作業でないなにか」でしかないわけです。どうし..

中途面接の質問(ソフト技術者編)

仕事柄、中途採用の面接官を引き受けることがあります。私の場合、専門がソフトなので、その人にソフトウェア技術者としての技術力があるかどうかを見ることが期待されている場合が結構あります。メカ、ハードなどの技術者も面接しますが、半分くらいはソフト関係かな。もちろん、それ以前に技術の吸収に対する態度などを聞いておいて、現在の技術力を測り、今後の期待値を推定するのですが、本日はその人の現在の技術力をはかる質問で私が良くする質問をご紹介します。過去の経験をきく現在持..

Recap(Recapitulation)プレゼンテーション

プレゼンテーションや説明、話し方のポイントにRecapitulation話法という方法があります。あまりこの名前で出てくることはありませんが、「要点を繰り返し述べる」という方法です。こっちの言い方のほうが馴染みが深いかも。話には流れがある講演・セミナーなどに行くと、わかりやすい講師と途中からわからなくなってしまう講師の2パターンがあることに気が付きます。そのポイントがこの Recapitulation というやり方らしいです。たとえば1時間の話の中で、..




posted by 管理人 at 05:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心理技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック