人を動かす:1ガロンの苦汁よりも1滴のはちみつのほうが多くの蝿が取れる


巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。

本日の巨人 : アブラハム・リンカーン
本日のお言葉: 1ガロンの苦汁よりも1滴のはちみつのほうが多くの蝿が取れる
お言葉の出典: 『人を動かす

有名なイソップ寓話「北風と太陽」と同じようなお話ですが、個人的にはこっちのほうが気に入っている至言。



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相手の心が反抗と憎悪に満ちているときは、いかに理をつくしても説得することはできない。

子供を叱る親、権力をふりまわす雇い主や夫、口やかましい妻――こういった人たちは、人間は自分の心を変えたがらないということをよく心得ておくべきだ。

人をむりに自分の意見に従わせることはできない

しかし、やさしい打ちとけた態度で話しあえば、相手の心を変えることもできる。

右のような意味のことを、リンカーンはすでに百年前に述べている――

 一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜のほうが多くの蝿がとれるということわざはいつの世にも正しい。人間についても同じことがいえる。もし相手を自分の意見に賛成させたければ、まず諸君が彼の味方だとわからせることだ。

これこそ、人の心をとらえる一滴の蜂蜜であり、相手の理性に訴える最善の方法である。

デール・カーネギー(著) 『人を動かす
―――――――――――――――――――――★






人の行動は、その人が望まない限り変化したり、継続できたりしません。
どれほど理屈が正しかろうが、その人のためであろうが同じです。






■参考図書 『人を動かす

これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。




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著者 :デール・カーネギー

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●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
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