よくネットなどでも「ウチの上司はほんとに使えね〜」みたいなネタを見ますし、本にもそういうときに、「反面教師にしなさい」みたいな書き方がしてあるものがあります。
ちょっと記憶にあった「ダメ上司」ネタを探してみました。
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●ネガティブエグザンプル機能で、ダメ上司からも学べ
ここまで、部下が活用できる上司の 8 つの機能を説明してきました。
いかに上司が使い倒すべき対象かということが、あなたにも理解できたと思います。
この章の最後には、もうひとつだけ、番外編として上司の機能をお伝えしたいと思います。
それは、ネガティブエグザンブル機能です。
ネガティブエグザンプルとは、コンピュータ用語で、日本語訳は「負の例」となります。
わかりやすく言えば、反面教師という意味です。
ここまでの 8 つの機能は、それなりに仕事のデキる上司を前提に話を進めてきました。
しかし、現実的には、すべての上司が優秀とは限りません。
なかには、どうしようもない上司もいたりします。ただ、だからと言って、
「この上司からは、学ぶことなど全くない」
と切って捨てるようなことだけはしないことです。
どんな上司にせよ、よくよく見ていれば、、学ぶことはあります。
そもそも長所と短所は、裏表の関係だつたりします。
「うちの上司は、ブレブレで困ったものだ」
と、一貫性のなさを嘆く部下がいますが、それは別の面からみると、ものごとに対して臨機応変だということを意味したりするものです。
一貫性のなさに不満を抱いて、何も学ばないのではなく、臨機応変というプラスの部分に光を当てて、吸収できる部分だけを吸収すればいいことなのです。
そして、どうしてもマイナス面が気になってしまうのであれば、
「もし自分が上司になった時には、こういうふうには絶対にならないぞ」
という部分を意識しておいて、それこそ反面教師的によく覚えておくことです。
いずれきっとあなたの役に立つ時が来るはずです。
田中和彦(著) 『できる人はやっている 上司を使い倒す50の極意』
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本書の引用した内容を簡単にまとめると
・上司の悪いところを別の面から評価しなさい
・良いところが全くなければ反面教師にしなさい
の2点だと思います。
■上司は会社から評価されて上司になっている
過去記事にも書きましたが、社員の昇進は会社からの評価できまります。会社にとって評価が低い人を昇進させることはありません。特に今の時代は。
自分が部下であって、相手が上司であるということは、現時点の評価は、上司の方が高いということです。それを「自分より劣っている」「学ぶことなどない」なんて言うのは、会社としての視点と自分の視点がずれていることを物語ってます。
もちろん、人間ですので全方位・あらゆる点で素晴らしい人間なんていません。ある面は小学生以下かもしれませんし、ある面では過去の偉人より優れているかもしれません。まあ、そういうものではないでしょうか。
つまり、「上司から学ぶべきことがない」から反面教師にする、のではなく、}学ぶべきことがないと思える程度の視野の広さしか持っていないことに思い至る}ほうが自分の成長につながるかもしれません。
もちろん、反面教師として自分の指針を作っていくことも大切だとは思いますが。
■参考図書 『できる人はやっている 上司を使い倒す50の極意』
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●本書を引用した記事
トラブルを上司に報告する前にするべきこと
希望の部署に移動する方法
上司の情報を活用する
人脈をスタートさせる方法
勉強好きはどのように昇進・昇格に影響する
ピンチヒッターを作る
すべてのスキルを育てる技術
失敗に対して上司がもっとも腹が立つこと
アホな上司は反面教師にはならない
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