よく、目標を明確にしなさいと言われます。しかし、経験的に言うと、目標を明確にしても、人は動いてはくれません。
経営計画などを発表した時は通常、利益目標とか売上目標とかを発表しますよね。
もし、目標が明確なら人が動くのであれば、社員を集めて1時間も2時間も社長が話す必要なんてありません。メールに添付するなり、社内Webに載せるなりすればそれでOKです。
でもそうはならない。
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それは、「意味」の問題ではなく「意識」の問題です。
実行プラソは「意味」なのです。それだけを単に伝えてもダメです。
の問題ではなくて乞どんなに正論を言っても、人は動かない。
人は、意味の共有ではなく、意識の共有によって動くのです。
意味だけの付き合いをしている限り、どんなにいい解決策でも、「すばらしいですね。では、がんばってください」になってしまいます。
前の章でも書きましたように、複数の人で考えたカ、みんなでディスカッションすることをお勧めするのは、そのほうがアイデアが出やすいからだけではありません。むしろそれより、その過程において、意識が共有されるからです。
仲間、あるいはチームとしての意識の共有です。
その過程で、モチベーションが醸成されていくからです。
ですから、もしあなたがリーダーだとしたら、そうした過程で、「わた L 、この部分の責任者やります」「ぼくがこちらの部分をやります」と自分の責任として言ってくれる人をどれだけつくれるかです。あなたと同じくらいの問題意識をどれだけ多くのメンバーと共有できるかで、問題解決の成否が決まります。
小宮一慶(著) 『ビジネスマンのための解決力養成講座』
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これは本当によくわかります。
目標を言葉を尽くして説明しなければいけないのは、「その目標がどういう意味を持っているか」を説明しているのですが、それによって、聞く人に持ってほしい意識を共通化したいからです。
■意識を共有する
あまり好きな言葉ではありませんが、「意識を共有する」というのは、できたときには本当に集団としてモチベーションがあがります。ただ、「こうすれば確実にできる」という方法がわからないんですよね。
たいていは納期が大ピンチで、「もはや××しかない!」みたいになったときに、全員一丸みたいな状態になるのですが、普段は、「やっといて」と指示したことすら守ってもらえず…。
※でも、それが徹夜徹夜で間に合わせたときの開放感はやたら快感。
※だからまた、無意識に納期にギリギリにしようとするのか…?
本書で書いてあるように、ある目標に対して、徹底的に議論を尽くすことは意識の共有につながるというのは、たしかに理屈的にはわかるような気がします。
またしてもマンガネタで恐縮ですが「黒子のバスケ」というマンガで、「ゾーンを超えたゾーン」というのが出てきます。
「ゾーン」というのは個人の能力を100%引き出せるような集中状態と定義されているのですが、それがチームにおいて、個人個人ではなく、チーム全体がひとつの意識体であるかのような行動ができる状態を指すそうです。
おそらく、超ピンチ状態というのは、そんな状態になるのかもしれません。
※ちなみに、誠凛バスケ部が「ゾーンを超えたゾーン」になれたのも、相手が洛山高校&赤司征十郎だったからかもしれませんね。
■議論を尽くせない
しかし、本書にあるような「議論を尽くす」なんてありません(ゼロだとはいいませんが…)。
年間の目標なんてそれこそ何十個もあるわけです。それをひとつひとつについて議論が尽きるまで話をする事自体、時間を取らないですし、取ったとしても意見なんて出ません。よほどすごいファシリテーターでも入れば別なのかもしれませんが。
また、目標に対して、「私にこの部分やらせてください」と言ってくれる人というのは、一度でもそれを言えば、責任者として繰り返しほめるような活動はしています。しかし、その人と意識の共有ができているかというとそうではなく、殆ど「仕事に対する姿勢」の問題のような気がします。
では、どうするかというと、折に触れて「××だけど…」と話を振ってみることにしています。
何か意見があって、その場で言えるような状況にあれば、意見は出てきます。
意見が出なければ、無言が返ってくるので、その××について自分が感じていることを伝える(話す)ようにしています。
少なくとも、部方針のテーマや「それによって得たいこと」だけでも忘れないように。
ま、人間、繰り返し言われれば、記憶にも残りやすいというレベルの作業だけかもしれませんが。
記憶に残り、その見解に反対でなければ、半分自分の意識みたいに思ってくれる(単なる勘違いですが)かもしれないので。
※マスコミがよくやる印象操作と同じですね。
■参考図書 『ビジネスマンのための解決力養成講座』
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●本書を引用した記事
問題解決を進めるときにブロコン・リストを作る
二人の責任者をつたてる
基準がなければ判断はできない
目標の意味より目的の意識に働きかける
みんなで考え、独りで決める
問題解決を妨げるもの
ダウンサイドリスクを見積もる
●このテーマの関連図書

ビジネスマンのための「発見力」養成講座(ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「数字力」養成講座(ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「実行力」養成講座(ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「人物力」養成講座(ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「読書力」養成講座(ディスカヴァー携書)
どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座(ディスカヴァー携書)


