『あたりまえだけどなかなかできない組織のルール』という本に、「リーダーに向かない人の共通点」という記載がありましたのでちょっと共有。
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●リーダーに向かない人をリーダーにしよう
リーダーに向かない人には次の共通点があります。
・元気がない
・声が小さい
・自信がなさそうにぼそぼそ話す
・人の話を聞いていない
・質問されても正確に答えられない
・話がゆっくり過ぎてとろい
・話がす心脱線する
・言葉と言葉が開き過ぎて、話がシド口モド口
・論理的に筋道立てて話せない
・わからなくなるとすぐに黙り込む
・「あのー」「えーと」など間抜けな言葉を頻繁に使う
・落ち着かずじっとしていない
・人の目を見て話せない
・話したり、聞いたりしている時、貧乏ゆすりやボールペンで遊ぶ
・組織や会議に遅れてくるなど時間にルーズ
・プレゼンやスビーチをする時、必要な資料を準備し夕イムリーに配れない
・議事録などつくらせると、基本的な関連事項や大事なボイントを外している
・頼まれたことを、できる限りす心にやらない
・書類などつくった後、ダブルチェックしていない
・上司に見せる書類も、きちっと自分なりにリサーチして完壁にして出していない
・新聞や本もほとんど読まずに、世間のことを知らなさ過ぎる
・何事も途中で投げ出し中途半端なことばかり
・一つのことを始めても、他のことに手を出すので結局すべてにおいて成果がない
私も昔そうでした。でも、一つ一つ変えていったら、リーダーになっていました。
浜口直太(著) 『あたりまえだけどなかなかできない組織のルール』
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それとリーダーとして活動できるかは別問題かも、と思えるような記述もありますが、リーダーを選任する人から見ると、「イラッ」とくるような行動ではあります。
この前の節に具体事例として、こんな会話が挙げられていました。
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「あの〜、今月の結果ですが〜。えーと、お配りした資料にありますように〜、あの〜、色々行いましたが〜、え〜と…」
「こら、鈴木!言っていることがまったくわからないよ!。ポイントをついて結論だけ言ってくれ!」
「はっはい〜。え〜と、色々プロモーション行いましたが、今月も○○○○円の赤字となりました。あの〜、来月はよくなるよう頑張りま〜す…」
「鈴木君は本プロジェクトの責任者だろ?色々プロモーションをしたと言うが、具体的にこの一ケ月間で何をどのくらいやったんだ?とてもプロジェクト・リーダーとしての発言とは思えない無責任かついい加減な報告だよね!責任者なんだからしっかりしてくれよ!」
「…………」
「黙ってないで、返事くらいしろよ!」
こんな会話、組織でよく聞きませんか?私のまわりでは日常茶飯時です。
組織のリーダーに向く人、向かない人がいます。ここに登場してきた鈴木君は、明らかにリーダーには向かない人です。
浜口直太(著) 『あたりまえだけどなかなかできない組織のルール』
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まあ、ここで登場した「鈴木」氏も問題がありそうな気がしますが、いきなり圧迫するような発言をする上司も「ちょっと」な気がしますよね。
■リーダーのスタイルはいろいろ
おそらくですが、リーダーが組織をマネジメントしたり、上司にレポートしたりするやり方というのは百人百様でいいのではないかと思っています。結局やれる方法でしかやれないのだから。
本書の事例のように、「無責任かついい加減だ!」と言われて、うまく受け答えができる人もいれば、受け答えできなくて黙り込むしかない人もいるでしょう。少なくとも私は後者のタイプかと。
だからといって、リーダーができないかというと、まあそれなりにこなしているわけで、「有能だ」とまでは自惚れてませんが、自分を無能とも思ってません。
ただし、同じことは上司にも言えて、上司がリーダーをマネジメントするスタイルもいろいろあります。サラリーマンである以上、上司のマネジメントスタイル(部下がこうあって欲しいと思うイメージ)に合うように行動しなければ、評価はしてもらえないのは明らかです。
■記録し、分析するとわかるパターン
もし、本書のようなパターンが多い上司だったら、「どう受け答えしたら上司が認めてくれるのか」という受け答えの方法を探ります。具体的には、他の部下に上司が発言は意見をした時に、どう受け答えして、それを上司が認めたかどうかを記録していくことです。
他の記事にも書きましたが、人は自分の気持のいいパターンややりやすいパターンがあります。そのパターンを見つけるためには、たくさんの事例を分析してみないとわからないんですよ。
■参考図書 『あたりまえだけどなかなかできない組織のルール』
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●本書を引用した記事
リーダーに向かない人のパターン
批判しない、建議し行動せよ、さもなくば忘れよ
腐ったミカン理論を自分の組織に適用できますか?
攻めたほうが勝つ
ルールに触れるには覚悟が必要
●このテーマの関連図書