いつも不機嫌そうな顔をしていたり、態度が横柄な人っていますよね。
こういう人を上司に持ったりすると、結構不幸です。
なにしろ話しかけづらいですから。
別に人間に上下はないので、怖じける必要はないのでしょうけど、やっぱり気が進まない。
逆にフレンドリーな上司だと、部下としてはそれだけでありがたいのかもしれません。
まあ、その上司が仕事がデキない人だったりすると、それはそれで困りものですが。
■上司が部下とのコミュニケーションで気をつけるべきこと
★P106〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●部下の話は最優先で聞こう
部下:課長、ちよっとこ相談があるのですが
課長:(パソコン画面を見ながら)えっ、ナ二?今じゃなきゃタメ?
部下:いや、やっばりいいです
部下とのコミュ二ケーションにおいて、あなたの「姿勢」も重要でしたが、あなたが話本聞く場面では、「表情」や「態度」にも工夫が必要です。
べーシックなところでは、
○ からだは部下の方に向けて、その目を見て、話を聞きましよう
○ 原則として、部下の話は「最後まで」聞きましよう
といったものがあります。
その際、コーチングの手法である「傾聴」「承認」「質問」などを意識して活用することも大事です。
もちろんコーチング技術がなくても、適切な「うなすき」や「あいづち」後は「相手の言葉を使った繰り返し(オウム返し)」を入れながら「私はあなたの話を聞いてますよ」という真撃な態度が表れていれば OK です。
:
:(中略)
:
あなたは、会議や出張などでデスクにいないことも多いはすです。
部下からしてみれば、話をするのは「今しかない」のかもしれません。
そんなときに限って目の前の忙しさから、部下の話を聞くことが後回しになってしまうといった事態が起こりがちです。
管理職としてあなたの置かれている多忙な状況は痛いほどわかりますが(私も長年経験してきました)、ここをがまんすることで部下との信頼関係を築くことができるわけですから何を差し置いても部下の話を優先すべきです。
でも、どうしてもきつい時は、ルール 20 で述べたように、「あと 5 分だけ待ってくれ」等、今、話を聞けない理由を明確に伝えてあげましよう。
間違っても「何だよ、今、忙しいんだよ」という態度(言葉などは言語道断)をみせてはいけません。
仮にあなたが部下を慮り、話しやすい雰囲気作りをする日ごろからの習慣を怠っているとしたら今後は一切あなたのところに彼らからの一報告」も「連絡」も「相談」も入って来なくなるでしよう。
そうなってからの関係修復が大変なのはもうおわかりですよねっ
吉江勝(著) 『課長のルール』
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本書のやり方は部下だけでなく、後輩・上司・同僚にも当てはまります。
もちろん、「最優先」というのは難しいです。上司にとっては、自分の上司の発言が最優先ですし、会社のスループットも考えないといけません。
ただ、当たり前の優先順位としては
上司 > 同僚 > 部下
になってしまうときがおおいので、意識だけは
部下 > 上司 > 同僚
くらいにしておくとちょうどバランスがいいかも。
とくに、部下にとって上司は自分の給料(もっと極端に言えば「将来」)を決めちゃう人です。
だから、どうしても敬遠したり遠慮したりします。
そこで出て来る、部下から上司への情報というのはとっても貴重なものだという認識が上司には必要です。
■参考図書 『課長のルール』
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●本書を引用した記事
エッセンスを抜き出す
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社長は君のどこを見て評価を決めているのか1
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会社で生きることを決めた君へ_4
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