人を動かす:人に好かれる原則6「重要感を与える―誠意を込めて」



巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。

本日の巨人 : ディール・カーネーギー
本日のお言葉: 重要感を与える―誠意を込めて
お言葉の出典: 『人を動かす

どうも人を褒めるというのはあまり得意ではありませんが、なるべく意識して褒めるようにしています。それもその人が他の人といるときに。

よく、「褒めるときは大勢の前で、叱るときは二人っきりで」と言われますが、おそらくいろんな心理的な要素もあってこういうことを言うんでしょう。なるべく実践をするようにしています。




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フランスのルーアン市でレストランを経営しているクロード・モーレーは、この原則を活用して幹部従業員の辞職を思いとどまらせた。

この従業員は、五年間モーレー氏と二十一人の従業員とのあいだで重要なパイプ役をはたしてきた女性である。

モーレー氏が彼女から書留便で辞表を届けられたときのショックは大きかった。

モーレー氏はつぎのように報告している。

 わたしはおどろいたが、実はそれ以上にがっかりした。わたしとしては、いつもこの女性を公正に処遇してきたと信じていたし、その希望はできるだけ満たすようにつとめてきた。

 従業員というよりも友人としてあつかい、その結果、ややもすると彼女の好意に甘え、一般の従業員に対するよりも苛酷な要求を押しつけていたのかも知れない。

 もちろん、納得できる説明がないかぎりこの辞表は受け取れない。

 わたしは彼女を呼んでこういった。

 「ポーレットさん、あなたの辞表は受け取れませんよ。わかってください。あなたはわたしにとっても、会社にとっても、掛けがえのない人だ。このレストランをうまくやって行くには、わたしの努力は別として、あなたの協力がぜひとも必要なのだ」。

 さらに、わたしは、全従業員の前で同じことばをくりかえした。

 つぎに、彼女を自宅に招いて、家族の前でも、彼女に対する信頼のことばをくりかえした。

 ポーレットは辞表を取りさげた。

 わたしは以前にも増して彼女を信頼し、彼女もよく働いてくれている。今でもわたしは機会あるごとに彼女の働きぶりに謝意をあらわし、彼女がわたしとレストランにとってどれほど重要な存在か彼女自身、悟ってくれるように仕むけている。

「人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる」
これは大英帝国の史上最高に明敏な政治家のひとり、ディズレーリのことばである。

  人に好かれる原則6重要感を与える―誠意を込めて


デール・カーネギー(著) 『人を動かす
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これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。






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●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 上司にもアポイントメントを取る
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 議論には「身、事の外に在りて」で対応する
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