巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。
本日の巨人 : 中島孝志
本日のお言葉: しないことリストがあなたの生きる武器となる
お言葉の出典: 『仕事ができる人の「しないこと」リスト』
たぶん、このブログを読んでいる人なら知らない人はいないとは思いますが、一応中島孝志氏のプロフィール
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早大政経学部、南カルフォルニア大学大学院修了。 PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、作家、出版・映画プロデューサー、大学・ビジネススクール講師など幅広く活躍中。
「仕事術のカリスマ」として、コンサルティング、執筆、講演・セミナー講師活動など、ビジネスに関連した幅広い活動を展開中。
とくに講演・セミナーは銀行、メーカー、外資系企業等で超人気。著訳書は220冊を超え、プロデュースは500冊超。読書は年間3000冊ペース。
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で、本日のお言葉は、中島孝志の名著、『仕事ができる人の「しないこと」リスト』から。
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●「二兎」を追わない
仕事の持ち時間を大幅に消耗してしまうケースはたくさんあります。
たとえば、やるべき仕事をやり損ね、あとでもいい仕事を優先してやってしまったことなどが挙げられます。
どの仕事を先にやり、どの仕事を後回しにするか、ということは、効率的な時問活用を考えたときにとても重要なことです。
優先順位の哲学、順位づけの判断法や割り振り方、そのための便利なツールについては前著「頭のいい人はシンプルに仕事する」(三笠書房刊)に詳述しましたので、ここでは書かなかったことだけを記したいと思います。
優先順位を考えるとき、重要なことは「すべきこと」の列挙(前著ではこれを詳述しました)だけでなく、「やらないこと」と「しないこと」をリストアップすることです。
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:(中略)
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何を優先し、何を捨てるか。これは重要なことです。
仕事の哲学が問われます。もちろん、成果にもおおいに影響してきます。前述の彼が英語を捨てたマイナスの影響も小さくないと思いますが、彼は英語がまったく話せないというわけではありません。簡単な日常会話くらいはできます。
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:(中略)
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仕事をするとき、優先順位をしっかりと考えることは当たり前です。しかし、仕事の成果というモノサシだけでなく、人生、どちらが面白くなるか、というモノサシで計ってみてもいいのではないか、と私は思います。
「やらないこと」を決めることは重要です。なぜなら、これを決めると、人生も仕事も霧が晴れたようにクリアになるからです。生きる道が見えてくるのです。「小さな悟り」といってもいいかもしれません。大げさにいっているのではありません。
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:(中略)
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このように見てくると、「何をしないか」を決めること――それは、実はどういう生き方をするか、どんな人問になるか、何を武器としてこれから戦って、自分の地位や居場所を築いていくか、ということなのだ、と気づくはずです。
「しないことリスト」があなたの "生きる武器" となる
中島孝志(著) 『仕事ができる人の「しないこと」リスト』
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"生きる武器" というのはちょっと大げさかもしれませんが、私にとっては、「しないことリスト」というのは仕事をする上でほぼ必要不可欠なものです。
「しないことリスト」を作り始めたのは、本書がきっかけではありませんが、
・やることリスト
・やりたいことリスト
・やらないことリスト
の3つはリストで管理しているものの中でも最高位あるリストです。
そこからいろんなプロジェクトが派生してきて、さらにタスク、ToDo が出来上がります。
一方で、「しないことリスト」というのは、やるべきか否かの判断に迷ったときに活躍してくれます。
時間や労力は有限なのでもっとも有効に使えるようにしておきたいですね。
■参考図書 『仕事ができる人の「しないこと」リスト』
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●本書を引用した記事
しないことリストがあなたの生きる武器となる
後輩を優秀にする
同僚の成功をよろこぶ
不平不満は聞く耳持たぬ
人を呪わば穴二つ
嫌いな人がいる職場
「迷い」を断つと成果が上がる
洞察力の基本は人に関心をもつこと
●このテーマの関連図書