■テーマが書き出せますか?
いま、あなたの持っている「テーマ(課題・問題・成し遂げたいこと)」を書き出してみてください。
仕事をしている以上、なんらかの課題がありますよね。それに対していろいろな解決策を考えて、あるものはアイディア段階でボツにして、またあるものは実際にやってみて効果を見てみて…といろいろやってみながら、課題解決にもっていく活動をすれば、上司からの評価はたぶん良くなります。
言われたことだけを言われたようにする単なる作業では、評価は減点法にしかなりません。
つまり、できた時点で100点。ただし、△△がいけなかった、○○が不足していたので、マイナス10点。
「言われてないことに課題を見つけて解決した」これは加点方になります。マイナスになることはあまりありません。
※上司がそういうことを嫌いなら別かも…
ただし、テーマが言葉になっていないものは、解決策は見つからないかもしれません。
■カラーバス効果
「カラーバス効果」ってご存知でしょうか?
詳しくは過去記事
気になることページ
に書いたのでそちらをご参照いただきたいですが、単純に言えば、「黄色、黄色、黄色」といい続けながら周りを見回すと、黄色の看板や黄色の車が目に入りやすくなる、という効果です。
どうも、人間は意識しているものだけを視界の中から選別しているみたいなのです。
つまり、あるテーマを持って、そのテーマを何度も唱えていると、そのテーマに関する情報が集まりやすい状態になる、ということです。
★P94〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●テーマを掲げた瞬間、アイデアが続々と集まってくる
「犬も歩けば棒に当たる」とはいうけれども、「人が考えればアイデアが閃く」というほど単純なものではない。
アイデアなど、そうそう簡単には閃かないのだ。
それが証拠に、発明や企画を本業にしている人間でも、そうやすやすとアイデアに遭遇するものではない。
「でも、ニュートンはリンゴが落ちただけで、万有引力の怯則を見つけたでしよ?」
「カントは散歩するだけでアイデアが続々と浮かんだんでしよ?」
これでは、犬より楽だ。だが、決してそんなことはない。
何も学ばず、何も研究せず、何も考えずにこんなに画期的なアイデアが閃くわけがないではないか。
がんがん勉強し、とことん研究し、ずっと考え抜いてきたからこそ、何かをきっかけにして、「あっ、そうか」と閃いたのだ。いわば、閃きは神様からのプレゼントだと言ってもいいだろう。
彼らが閃いた理由は、テーマを忽えていたからだ。テーマとは言い換えれば、問題意識のことである。
:
:(中略)
:
テーマのない人、問題意識の希薄な人には絶対に閃かない。なぜなら、情報が集まらないからである。情報というのは、意識している人のところにしか集まらないのだ。テーマが具体的、かつ明確であればあるほど、関連情報はたくさん集まってくる、という習性がある。
アイデアがほしければ、心にテーマ、問題意識をきっちり刷り込むといい。
寝ても覚めても意識するように、デスクの上に、壁の上に、手帳の 1 ページ目に、ケータイの待ち受け画面に、パソコンのモニター画面に・ありとあらゆるところにテーマをメモってみるといい。
あっという間に関連情報が集まってくるはずである。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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本書を読むと、なんだかアイディアに意思があって、それを探している人のところに飛んできてくれるようですが、そんなことはありません。やっぱり本を読んだり人に聞いたりして積極的に集めに行かなければ、情報は集まりません。
ただし、上記のカラーバス効果で書いたように、「意識のないところに情報は集まらない」ので、意識して情報を集めないといけないわけですね。
意識するためには、それを短い言葉にできてないと意識はできません。ぼんやりしたものを表層意識に置くのはすごく難しいからです。
過去記事で、私が勝手に命名した手法というのを幾つか紹介してます。
世の中では一般に使われている名前もあるのかもしれませんが、私にだけわかればいいので、勝手に命名してます。
課題や問題などのテーマも、「○○が△△で□□なので〜〜〜〜〜」と長いと、その事自体を意識するのは難しいです。私ならたぶん毎回違うことを言う。それを「●●問題」と一言で言える名前をつけちゃえば、一瞬でそのテーマを意識の最表面に持ってくることができるようになるわけです。
いま抱えているテーマを端的に表す名前をけてください。
それをとっさに紙に書き出せるくらいに。
■参考図書 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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