自分の能力はライフサイクルで考える




いま、どんな能力を付けたいと思っていますか?

おそらく、こういうブログにたどり着いたのは、なにか自分の能力やスキルに不満があって、それを改善しようとしてみえるからだと思います。

かくいう私も、今の仕事の力ではやりきれていないこと、自分の実力が不満で、いろいろな本を調べたり、講演を聞きに行ったり、セミナーに参加したりと、可能な限り能力向上の活動をしています。

■ライフサイクル


あらゆるものには、ライフサイクルがあります。

生まれて、成長して、ピークを迎えて、衰退して消えていくっていうアレです。

もし、「今のオレって最高!」って思うのであれば、それ以上にはならないってことですよね。
つまり、もう落ちていくだけ…、と。

まあ、そう思える人なのであれば、それはそれなのですが、私はいつも

 「アレができてなかった」
 「これはもっとやれた」

みたいに不満に思うことがあり、

 「アレをやれるようになってみたい」
 「こんなふうになりたい」

みたいな望みもあったりします。

できたら、「歳をとってもそうありたいものだ」とも思ってたりします。

先日、とある NPO 団体の集まりで、90歳になる方と話をしていたら、「ちょっと歴史に興味が出てきて、歴史の勉強グループを立ち上げたんですよ」と言われている方がみえました。「大学の先生にお願いして講義をしてもらうんだ」とか「この町の歴史を文献にまとめたい」とか「まちおこしの一環としてホームページを作る」などと言われてました。

 すっげぇ〜〜

って思っちゃいましたね。私がそんな歳になっても、新しいことを学び続けてられるかなぁ。

―――閑話休題―――

■スキルのライフサイクル


特定のスキルにもライフサイクルがあります。

たとえば、一昔前に C 言語が流行りました。その前は FORTRAN や COBOL かな?

今では Java の技術者は需要があるでしょうけど、COBOL の技術者の需要はう多くないでしょう。

PCの処理能力が上がった今となっては、書類を整理するスキルよりも、ファイル化して OCR 検索できるようにしてしまったほうが簡単でしょう。

ビジネスモデルにしても、モノを売ることから、サービスを売ることにうつり、さらには経験を売るみたいなことに変わりつつあります。

スキルにも、ライフサイクルがあり、今流行のスキルはやがて陳腐化して、新しくてより高度なスキルに上書きされます。

持っているスキルが今の時代にあっていたからといって、10年後にそれが通用するかどうかはわかりません。というか確実に陳腐化してます。

だからこそ、今のスキルをベースにして、次に必要なスキルを身につけていかないと、自分の会社からの評価も衰退期を迎えるということですね。

そうすると、あるスキルで評価が下がっても次のスキルが準備出来ているので、それが役に立って合計としては、評価が上がり続ける、みたいなことができるようになると考えています。

たとえば、いま営業のスキルが高い人は、つぎには部下マネジメントのスキルが要求されるようになります。
そのときに、「名プレイヤーは名監督ならず」なんてことにならないようにしたいですね。

だから、営業の専門を強化していくだけでなく、マネジメントの勉強もしていかないといけないわけです。
マネジメントが自分の業務の中心になったら、経営について学んでいかなければ行けないわけです。

ちなみに私は、管理職になってから MBA を勉強しました(資格を取ったわけではありませんが)。

まあ、理論理屈から入る人と、実際にやってみて試行錯誤をしながら理論理屈を学んでいくタイプの人もいますので、一概には言えませんが、勉強・トレーニングしたことがないことはできないことが多いですね。私は初めてのことでも失敗から学ぶより、失敗をしないようにするタイプだからかも。



posted by 管理人 at 04:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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