「自分の持っているもの」と「時間」って相関関係があるようです。
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●モノに振りまわされない
"モノ"と "時間" は関係ないと思われるでしょうが、これが大いにアリなのです。
モノを持つということは、時間を奪うのです。
モノが増えれば、必然的にそのことを考える時間、心配する時間が増えます。
モノを買いに行くと、遊ぶ時間が増えます。
モノを管理しなければいけない時間が増えます。
モノを探す時間も増えるかもしれません。
探しモノがひとつ見つからないだけで、ぐったり心が消耗した経験は、誰もがあることでしょう。
これでは、私たちがモノをコントロールしているのではなく、モノにコントロールされている事になってしまいます。
しかし、私が伝えたいのはもっと本質的な問題です。
ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカ氏のこんな名言があります。
人はモノを買うとき、お金で買っていないのです。
そのお金を貯めるための人生の割いた時間で買っているのです
私たちが、分不相応なマンションや車を買うために、一体、どれくらいの時間を提供することになるのでしょうか。
まして、「ローンがあるから仕事を辞めたくてもやめられない」「離婚をしたくてもできない」など、我慢を強いられる状態になったら、更に大切な時間を失ってしまうことになります。
ムヒカ氏が来日して、ネクタイを締めない哲学を質問された時、こんなコメントを残しました。
個人的には、簡素な暮らし、質素な暮らし、モノを抱え込まない人生がいいと思っています。
そんな暮らしは、本当に私がしたいことをする時間が増えるということを意味します。
私にとって、ややこしい暮らしとは、新車に買い換えるなど、モノを新しく買い換えること。
ネクタイよりも大切なモノがあるのです
有川真由美(著) 『「時間がない」を捨てなさい』
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確かに言われてみると、モノが多いということは、いろいろ手間が増えるということかもしれません。
特に、多くのモノに囲まれていると、探す手間が増えるということです。
これは由々しき問題です。
電子データなら、PC が検索してくれますが、物理的なものは検索してくれません。
アマゾンの倉庫みたいに、自宅に「モノの置いてある場所検索システム」なんてのがあればいいですが、思いつきで置くから、結局それを探し回る羽目になります。
私などは、トリ頭なので、探している途中で別のことに気が取られて、何を探していたのか自体を忘れることも時々…。
■モノを減らす工夫
我が家では、モノを買うときにひとつルールを作ってます。
消耗品以外を買うときには、同じ個数を捨てること
まあ、完全には守られていないので、結局者は増えていきますが、それなりにはモノの増加は抑えられているかも。
まあ、ムヒカ氏ほどに徹底できるわけではありませんが、なるべく "モノ" は少なくしたいですね。
■参考図書 『「時間がない」を捨てなさい』
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いつか時間ができたら、こんなことをしてみたい、あんなところに行ってみたい。でも、たいていは思うだけで、なかなか実現させることはできません。
「だって時間がないですから」そんな自分に、「時間はある」と気づかせてくれるのが、この本です。
毎日の生活では、あっという間に1日が過ぎていきます。新年を迎えるたびに、「今年こそ」と思うのに、ひと月も過ぎれば、また変わらない日常にどっぷりハマっています。
それはどうしてなのか。どうすれば、悔いのない1日、1年を過ごせるのか。会社のために、家族のために使う時間も大事な人生の一部。けれども、それ以上に、大事な自分のための時間、自分を喜ばせる時間も確保しましょう、というのが、有川先生からのメッセージです。自分が優先したいことは何かを考え、それを実践していく、そんな毎日の習慣を今日からはじめませんか?
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