人を動かす:人に好かれる原則3「名前は当人にとって最も快い、最も大切な響きをもつものであることを忘れない」




巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。

本日の巨人 : デール・カーネギー
本日のお言葉: 名前は当人にとって最も快い、最も大切な
響きをもつものであることを忘れない
お言葉の出典: 『人を動かす

最近、大きな病院では個人情報保護とかで、苗字ではなく、番号で呼ばれますよね。

個人的には、あれ、やめて欲しいです。

「801番のかた〜」と言われても、「あれ、オレって何番だったっけ…?」と毎回考えてしまいます。本を読んでいると、聴き逃したりするので、結構神経を使います。

これが、「○○さん〜」と苗字や名前で呼ばれれば、本を読んでいても、反応できますよね。

★P102〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

人間は他人の名前などいっこうに気にとめないが、自分の名前になると大いに関心を持つものだということを、ジム・ファーレーは早くから知っていた。

自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。

逆に、相手の名を忘れたり、まちがえて書いたりすると、やっかいなことが起る。

例をあげると、わたしは、かつてパリで弁論術の講習会を開いたことがある。

在留米人に案内状を出したが、英語の素養のないフランス人のタイピストにあて名を書かせたのが失敗だった。

あるアメリカの大銀行のパリ支店長から、名前のつづりがちがっていると、たいへんな抗議を受けた。

人の名前は、なかなか覚えにくいものだ。発音しにくい名前だと、とくにそうだ。

たいていの人は、覚える努力もしないでそのまま忘れるか、ニックネームで間にあわせたりする。

シド・レヴィは、ニコデムス・パパドゥーロスというむずかしい名前のお得意さんをもっていた。

たいていの人は、"ニック" と通称で呼んでいたが、レヴィは正式の名で呼びたいと考えた。

 彼に会う日は、出かける前に名前をくりかえしとなえて練習した。
  「こんにちは、ニコデムス・パパドゥーロスさん」
 とフル・ネームであいさつしたときの彼のおどろきようといったらなかった。

 数分間ものがいえなかったようすである。やがて、こういった―涙でほほをぬらしながら―。

 「レヴィさん、わたしはこの国にきてからもう十五年、今の今までだれひとり、ちゃんとした名前でわたしを呼んでくれた人はいなかったんです」

デール・カーネギー(著) 『人を動かす
―――――――――――――――――――――★


この例を出すまでもなく、自分の名前が間違って呼ばれたり書かれたりすると、どうしても訂正したくなるのは、その名前に愛着があるからでしょう。

逆に言えば、相手の名前を呼ぶことは、相手に

 あなたに関心があります

と言っているのと同じだと考えれば、

 人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」

と同じ効果があるんでしょう。





■参考図書 『人を動かす



これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。


●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

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