本気で「良い習慣を身につけたい」とおもうなら、これをやるといいです。
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●非生産的な「やり直し作業」をしないですます妙法
長く続いてきた習慣を変えるためには、変えたいという欲求がなくてはならない。
欲求こそ自己変革の第一歩であることをまず理解しよう。
これから提案することはそう簡単なことではないし、また、みんながみんな習噴を変えたいと思っているわけではない。
変えたいと思わない人にどんな提案をしてみたところでまったくムダである。
変えたいという「気持ち]が内から湧いてこなければダメである。
習慣の改変は非常に難しいことだが、時間を上手に使いたいと本気で考えている人たちにとっては、これは非常に大事なことだ。
悪い習慣をよい習慣に変えるためには、次の方法を試してみてほしい。
・変えたい習慣を見きわめる。
変えたいと思う行動を正確に知るためには、自分の行動と、それらが起こる状況とを分析しなければならない。自分がどういうことをし、いつ、なぜそれをやるかがわかれば、悪い習慣を見分けることが容易になるはずである。
・身につけたい新しい習慣を慎重に決める。
一枚の紙に縦線を一本引く。その左側に、変えたいと思う自分の習慣を書きだす。
右側には、新しく身につけたい習慣と状況を書く。変えたいという欲求については自分を偽らないこと。変えるために必要な情報を集め、新しい行動を実際に行なっている自分をイメージするとよい。
実行剖画を立て、その計画の実践に備えることである。
・強固な意志を持って新しい行動を開始する。
自分が身につけたいと思う新しい習慣について、できるだけ多くの人たちに吹聴する。その習慣を組み込んだ日課を作成する。
新しい行動を思い起こすために、オフィスに張り紙をするなり、何らかの工夫をする。
きっかけづくりがいかに重要であり、習潰と深い相関関係があるかということを忘れないことである。できれば、新しい習慣に、「新鮮な空気」を与えるために環境を変えてみる。
机の向きを変える、花を飾る…何でもいい。
要するに、新しい行動に打ちこむ動機を強固にするために、自分にできることを片っ端からやってみることである。
・新しい習慣が身につくまでは、新しいやり方を変えない。
ともすれば、昔ながらのやり方でやりたくなる。そうした誘惑に負けないことである。
中には、「一回ぐらいどうということはあるまい」などと言い訳をする人たちがいる。
実際は、一回でも二回でも、ことは重大なのである。一回元に戻るごとに、改めて最初からやり直さなければならないからである。
やり直そうとする回数が多くなればなるほど、習慣を変えることがますます難しくなる。
・新しい行動を実践するためにあらゆる機会を利用する。
「新しい習慣を身につけてみせる」とどれだけきっばりと断言してみたところで、実際に新しい行動に踏みださなければその習慣は自分のものにはならない。
それを利用する機会を見つけだすことである。新しい行動をふだんよりもひんばんに採用できるように時問割を組む。
新しい行動が習慣として定着するまでは、それを実践するために自分にできることは何でもやってみることである。
ひとつの習慣を別の習慣に変えるために必要な時間は、その人の性格や、変えようとする習慣の内容によって異なる。
ただ、仕事関係の習慣の多くは、三週間から七週間で変えられる。
習慣は、日々の時間の使い方の、いわば中枢神経である。
一つひとつの行動がその前の行動によってきっかけを与えられ、その行動はまた、順送りにほかの行動のきっかけとなる。
ウィリアム・ジェームズはこう言っている。
「われわれの神経系統を敵ではなく味方にしてしまうことほどすばらしいことはない」
と。
メリル・E・ダグラス(著) 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』
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あまり、私ごときがコメントすることはありませんが、以前、どこでも素早く PC が使えるように、キーボードだけで PC を操作するように練習を始めた時がありました。
Windows は、マウスが使えないと本当に不便です。慣れるまでは。
それでも諦めずに、ALTキーとTABキー、Windowsキーなどを使って Windows の操作を練習しました。マウスは机の上に置かないと決めて。
おかげで、会議に移動するときにマウスは持ち歩く必要がなくなり、マウス操作するよりも高速に PC の操作ができるようになりましたし、ノート PC だけでも仕事の能率は落ちなくなりました。
■参考図書 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』
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「ハイ」と返事をしてもやらない、「その場しのぎ」の仕事をする、優先順位がメチャクチャ…なぜ仕事ができない人は「習慣的」に時間をムダにするのか?1980年の刊行以来、時間管理と仕事の進め方のコツを伝授する名著としてアメリカで読み継がれてきた超ロングセラーが登場。
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