問題解決には技術が必要です。
その技術については、以前の記事
問題解決の7ステップ1
問題解決の7ステップ2
問題解決の7ステップ3
問題認識の手法1―問題と課題
問題認識の手法2―可視化する
問題認識の手法3―現状分析
問題認識の手法4―現状分析2
問題認識の手法5―問題を発見する
問題・課題・懸念事項
などで書いてますので、よろしければご参照ください。
ただ、上記で紹介したような技術を用いても解決できないものがあります。
問題や課題を捉え間違えている
ような場合です。
■問題解決を妨げるもの
ちょっと抽象的ですが、問題対策で失敗する原因には、下記のいずれかにあるそうです。
★P194〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
1.思考停止
2.時間不足
3.経験不足
4.経験・常識によるバイアス
5.権威・肩書
6.事なかれ主義
小宮一慶(著) 『ビジネスマンのための解決力養成講座』
―――――――――――――――――――――★
どれかに分類されるかというと、自分の経験からしてもたしかにありそうな気がします。
それぞれについて、どのようなものを指しているのかや、それをどのように回避するのかについては、また別記事で紹介したいと思いますが、手早く知りたい方は本書を読んでください。いずれも「確かに……経験がある」と思えるようなものです。
■失敗の主要因
部下の指導をしていて、「あ、これは失敗するな」と思えるのは、
1.思考停止
3.経験不足
の2つが大きいです。
とくに、経験不足からくる思考停止というか論理破綻が大きいように思います。
ここは上司としてもうまく説明してあげられないことが多くて、力不足を感じる時が多い。
たとえば、「設計者が制約条件として伝えるべきことが、製造担当者に伝わってなくてトラブルを起こした」ような場合の再発防止として、「設計条件をすべて書き出す Excel を共有・DRするようにします」みたいな答えを持ってきた時。
その対策自体は間違いではありませんが、もともと人には知識・経験の差があるので、たいていは再発します。
「すべて」って何?
と聞けば、「すべては全てです」って…
※たとえば、"M4セムスネジ" の寸法公差って、誰でも知っていることか?
※メカ設計者なら知ってて当然かも知れませんが、製造担当者はたぶん知りません。
こういうのは、以前の記事で書いたように、問題解決のステップの1つづつを丁寧にやっていけば、ある程度は回避できる場合があります。「ある程度」ですが。
■参考図書 『ビジネスマンのための解決力養成講座』
![]() |
ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『同「数字力」養成講座』に続く第3弾!「売上げが伸びない」「利益が出ない」等々、日々ふりかかるさまざまな問題をいかに解決するか...。いま、ビジネスマンに求められる最重要スキル、それが問題解決力だ。
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
---|---|---|
![]() ビジネスマンのための解決力養成講座 著者 :小宮一慶 | ![]() ビジネスマンのための解決力養成講座 検索 :最安値検索 | ![]() 検索 :商品検索する |