「頑張った私」は言わない




過去記事結果が全てじゃぁないで書いたように、原則としてサラリーマンの評価は「結果」によって決まります。

上司の望む成果が出せていない人が高く評価されることはありません。

もちろん、上司の好き嫌いとか環境とかで手心が加わることはありますが、「頑張った」かどうかは評価対象ではありません。

■頑張った私をほめてあげたい


昔、「頑張った私をほめてあげたい」ってセリフが流行りましたよね。

でも、アドラー心理学でも言われるように

 褒めるという行為は上から下への行為

です。

つまり、「評価する」とか「ほめる」というのは、上位の者が下位のものにすることで、それを下位のものから要求することはできません。


★P140(72)〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●「結果は出なかったが、よく頑張った」は上司が言う言葉である
もうひとつ、夜中まで一所懸命努力したのに、結果が思わしくなかったとき。

上司に叱責されて、ちゃんとプロセスを見てくれないのかと不満を持った経験は誰しもあるものでしょう。

これは、大きな勘違いをしていると言わざるを得ません。

なぜなら、「結果は出なかったが、よく頑張った」というのは、部下本人が言うべき言葉ではなくて、上司が言うべき言葉だからです。

本人はあくまで結果にこだわらなければいけない

必死になって頑張らないといけない。それでもし、結果が出なければ、「申し訳ありませんでした。結果を出せませんでした」と素直に謝らないといけない。

こうなって初めて、上司は「いや、君はよく頑張ってくれたよ」という言葉を送れるのです。

100軒回ってくれたが、売れなかった。いつかそれは、花開くと思うよ、などと言えるのです。

プ口セスを見るのは、上司の役割。それを自分から主張してはいけません。頑張った、と評価するのも上司。自分で自分を評価すべきではないのです。

岩田松雄(著) 『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
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ほめるという行為の対象は

 ・結果
 ・プロセス
 ・姿勢

のいずれかです。

つまり、相手(上司)にほめて(評価して)ほしいのであれば、上司の期待を超える、これら3つを上司に示さないといけない。
それも、本人が具体的に言うのではなく、上司がそれを発見できるように誘導することです。

結果に関してはわかりやすいのですが、プロセスや姿勢は目に見えないので、結構難しいです。

 夜中にメールする
 お客様は上司
 「やれ」でやるな「やる」でやれ

など、上司の琴線に触れるような行動を積み重ねることで、上司が、「アイツは今回は結果が出なかったけど〜」といえる環境を作ってあげることです。




■参考図書 『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方



ベストセラー『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』の著者岩田松雄氏の上司から信頼される部下になるための必須の51ヶ条。

 「上司といまいちウマが合わなくて……」
 「上司への報・連・相の仕方がよくわからない」
 「うまく上司をコントロールして、仕事を上手に進めたい」

こんな風に思っている方もいるかもしれません。

ザ・ボディショップやスターバックスのCEOを務めてきた著者も、もちろんかつては部下だった時代がある。

上に登っていく人は、実力を社内に示すだけでは不足で、上司からの信頼を勝ち取ることが必須。

著者が部下時代にどのように仕事や勉強に向き合っていたか、そして上司としてどういう部下なら引き上げたいと思うのかの本音がまとめられています。






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「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方
著者 :岩田松雄

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posted by 管理人 at 07:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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