Amazon.co.jp ウィジェット 結構、高度で丁々発止な会話が飛び交う会議。あまり頻度は高くありませんが、こういう場も会社ではあります。
そんな時に、「この議論って変だと思うけど、言ってもいいのかな?」みたいな思いがもたげることがあります。
■高度なやり取りに根本的な疑問 ★P30〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 会議やミーティングが終わってから、「ほんとは私、こう思っていたんだけど」とか「みんながああ言うからさ、イヤだけど賛成したんだ」と言う人がいます。 その気持ち、行動体系、わかります。 その場の雰囲気に圧されて、 「今、こんなことを言ったら場違いかな」 とか 「つまんないこというやつだなと思われないかな」 など、言いもしないうちから自分で自分自身を否定してしまいます。 これは誰にでもあることです。 だから自分を卑下しないで下さい。 若くて、経験がなくて、知識がなくて、出る杭は打たれると教育されて、これまですっとモテなくて、周りは上ばっかりで、部下に注目されていて… それは当然あることです。 みんなの前で堂々と自分の意見を述べて、ほかの人からもすこいと思われている部長。 はじめから歳がいってて、百戦錬磨で、東大卒の修士で、帰国子女で、出る杭はどんどん出ろという教育を受けて、いつも周りに女性がいて、最初から部下を持っていて、注目のプレッシャーにさらされることもなく自由闘達に、今を迎えた… ということはますあり得ない。 高津和彦(著) 『話し方のルール 』 ―――――――――――――――――――――★ ※後半の部分は引用としてはちょっと冗長だったかもしれませんが、面白かったのでそのまま引用しました。 ここで注目して欲しいのは、
「こんなこと言ってもいいのか?」
「これって、自分だけがわかってないのか?」
みたいな疑問が湧いた時に、どう対処したらいいのかについてです。
私の経験だと、
「はぁ? いまさら何を言ってんの?」
「いま、それを言うか?」
「はい? 今までの議論を聞いてた?」
みたいな反応で、冷たい目が返ってくることが多いです。
これをやられるとヘコみますね 。確かに。
でも、数少ないとはいえ「○○君が言ってくれたおかげで、根本問題にたどり着いた!」と褒められた経験があること。
ブタもおだてりゃ木に登る 。
こういう冷たい反応を何度も経験すると、だんだん「この疑問は妥当か?」とか「相手の発言の真意を読む」みたいなことが、感覚としてわかるようになります。これは他人に教えられるものじゃありません。
★P31〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 むしろ、一度は(バカな人」と人から思われたことがある方がいいのです。いつも思われてちゃダメだけれど そういう経験こそが必要なのです。 「お前はバカか!」 と言われて反省する 。言われないように勉強する 。 一番大事なのは、バカと言われるかもしれないけれど勇気を出して言うことです。 あなたの「気」は、話す内容とは別に、聞く人の心に伝わります。 そして、話すタイミング、持って行きよう、話す場所など、いろんなことを成功と失敗を通じて体得していきます。 そうすると失敗の数も減ってくる。 だんだん「力シコイ人」と思われていきます。問題は 「バカな人」と思われないために何も話さないこと 。 話さないこと自体はバカじゃないけど、じいーっと、すうーっと、なあーんにもしゃべらなかったら、経験で得られるものも得られません。それより失敗を乗り越えられる自分を作っていきましよう。 高津和彦(著) 『話し方のルール 』 ―――――――――――――――――――――★ あまり気持ちのいい経験ではありませんが、神経を集中して相手の話を聞く、聞いたことの意味を深く解釈するというのは、発言の経験だけではなく、人生すべての経験を利用してするものです。
経験はやってみないことには得られません。
人前で話すと緊張し、声が震えてしまう・・・。 恥ずかしくて人の顔を見て話せない・・・。 異性に話しかけても、会話が広がらない・・・。 話し下手だなぁと自認している人は、話すことに関しての恐怖感を抱いている。その恐怖感を取り除くには、「話し上手になるための考え方」を学ぶことをお勧めする。この考え方を軸に、コミュニケーションのとり方やトレーニング方法を解説する。●本書を引用した記事 会話の技術:話が盛り下がっても頓着しない 話し上手より聞き上手 腐ったミカン理論を自分の組織に適用できますか? 攻めたほうが勝つ 「こんなこと発言していいのかな?」と思ったことをいってみる 印象が良くなる話し方のルール 話すのが面倒な理由 ■同じテーマの記事
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