7つの習慣:人生の責任を引き受けなさい




巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。

本日の巨人 : スティーブン・R・コヴィー
本日のお言葉: 人生の責任を引き受けなさい
お言葉の出典: 『7つの習慣

本日のお言葉は、「7つの習慣」の第1の習慣主体性を発揮するから。




★P86〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

この人問の独特な性質―選択の自由―を発見することにより、フランクルは正確な自己パラダイムを描くき、効果的な人生を営む最も基礎的な習慣を身につけ始めた。

それは、主体性を発揮する習慣である。

「主体性」とはよく聞く言葉だが、定義があいまいになっている場合が多い。

主体性を持っということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対する責任をとるとることである。

私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ。

私たちは感情を価値観に従わせることができる。

そして、物事を成し遂げる率先カを発揮する貴任を負っているのだ。

責任は英語でレスポンシビリティー(Responcibility)という。この言葉の語源を見るとレスポンス(Responce:反応)とアビリティー(Ability :能力)という二つの言葉からなっている。

主体性のある人はそのレスポンシビリティー

 「自分の反応を選択する能力」

を発揮している。

彼らは自分の行動に対する責任をとり、状況や環境、または条件づけのせいにしようとはしない

彼らの行動は自らの価値観に基づく意識的な選択の結果であり、状況によって起きる一時的な感晴の結果ではない。

人間の本来の姿は主体的なものである。

だから、意識的な選択にせよ、無一思識的な選択にせよ、もし自分の人生が今までの条件づけや周りの状況にコントロールされているとすれば、それは、そうしたものに主導権を譲った結果にほかならない

スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣
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なにかに失敗した時に、自分の責任を軽く、他人の責任を大きく見せるのは、「作戦」としてはありだと思います。
その発言をするのがどういう場で、どういう目的で発言をするのかによりますが。

もし、本心から他責発言をしたのだとしたら、次も自分のせいではなく失敗をする可能性があります。

ある結果は、複数の行動からなる偶発的帰結です。

その帰結が自分の好ましいものかどうかは、複数の行動や結果に繋がる働きかけが、より好ましい結果が得られるような効果を与えるようにコントロールしないといけません。ただし、自分以外の行動を制御はできません。
なので、うまくいく確率を上げるためには、自分の行動を変えるしかないですね。

うまくいくかどうかは、あくまでも確率の問題ですが。

本書では、そうした他者からの働きかけも含めて得られた結果に責任を持ちなさいと述べています。




★P86〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

自分の人生に刻する責任を放棄すると、反応的になる。

例えば、反応的な人の多は周りの物的な環境に大きな影響を受ける。天気が良ければ、気分も良い。

しかし、天気が悪ければ、気分も悪くなり、遂行能力も低下する。

主体的な人は、自分の天気を持ち合わせている

雨が降ろうが陽が照ろうが関係ない。彼らの行動は価値観に導かれており、質の高い仕事をする価値観を持っていれば、天気がどうであろうと関係ない。

反応的な人は社会的な環境(社会の天気)にも大きく影響される。人が親切にしてくれると気分がいい。そうでないときは、不機嫌になったり落ちこんだりする。

反応的な人の精神状態は他人の行動や言葉に左右され、振り回されることになる。

「自分の価値観に基づき行動する」ことは、主体的な人の最も基本的な性質といえる。

反応的な人は「その時折の感情、状況、条件づけ、環境などに左右される」が、主体的な人は深く考え、選択し、内面化した価値観に基づいて自らを支配するのだ。

だからといって主体的な人が、天気などの物的、社会的、心理的な刺激に影響されないかというと、そうではない
しかし、それに対する彼らの反応は、価値観に基づいた選択なのである。

スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣
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■参考図書 『7つの習慣




全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。








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著者 :スティーブン・R・コヴィー

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●関連図書
 
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