人望が集まる人の考え方:相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール




相手が誰であれ、注意をするというのは気が重いものです。

これを言って、「相手が感情的になったりしないだろうか」とか「関係にヒビが入ったりしないだろうか」という心配があります。

だからこそ、いろんなビジネス書で、「注意をする」「意見をする」ということについて、いろんな処方箋が書かれています。

本日は、対人関係について書かれた本『人望が集まる人の考え方』の一部をご紹介。

これは、ある人から原書を紹介されて、お気に入りになってた本の一冊なのですが、「ついに



!」という感じで邦訳が作られました。原書は

 『How to Have Confidence and Power in Dealing with People

という覚えるのが不可能な長い名前…。
※やっと日本語で読める。ありがたやありがたや。

■ポイント要約


いつもならポイントを引用していいとこ取りをするのがこのブログ記事のパターンですが、読んだのが英文なのでキーポイントだと思った部分を簡単に和訳・要約してお送りします。

訳が間違っている可能性大。
正しくは本書『人望が集まる人の考え方』を見ていただくか、原書にあたってください。




★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●人に注目する
相手に頑張って欲しいなら、仕事ではなくその人に注目する

●自己評価の影響
人は他人にどう思われるかをたえず気にしている
しかし、自分が他人にどう思われるかは、自己評価の影響が大きい

●相手をイエスと言わせる方法
1.「イエス」と言いたくなる気分にさせる
2.「イエス」と言いたくなるような質問の仕方をする
3.質問をしながら肯定的なうなずきをする

●奥さんを見ればその人の将来がわかる
多くの偉大な実業家が「男性を昇進判断は、その奥さんを見ると良い」と述べている。
夫に自信を与えられる妻がいる男性が仕事で成果を出す。

●あなたに会えてとても嬉しい
恥ずかしがったり照れたりせず、「あなたに会えてとても嬉しい」と言う

●説得したいなら、追い詰めてはいけない
相手を説得したいなら、相手を追い詰めてはいけない。逃げ道を用意しておく。
方法1: 事実関係を把握していなかったことにする
方法2: 言い訳をする機会を与えて相手の顔を立てる

●相手を驚かせるタイミングで感謝をする
相手が思いもよらないときに感謝を表明すると強い効果がある。

レス・ギブリン(著) 『人望が集まる人の考え方
―――――――――――――――――――――★


■相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール


では本題。

★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
1.一対一で注意を与える
2.ほめ言葉で前置きをする
3.相手の行為に注意を与える
4.正しい方法を教える
5.要求ではなく依頼をする
6.注意は1回にとどめる
7.友好的に話を終える

レス・ギブリン(著) 『人望が集まる人の考え方
―――――――――――――――――――――★


まあ、目新しいことが書いてあるわけではありません。

邦訳は出たばかりですが、原著は1956年に書かれたもので、『人を動かす』並のロングセラーです。

洋の東西、時代を問わず、こういうことは同じなのかもしれません。

■7項目すべてを満たす


私が注意しているポイントは、}この全てを満たすこと}

なので部下に注意をするときには、言い出す前に、まずこれをチェックリストのように、「一対一、ヨシ」みたいに確認してから、相手を呼んで話をするように心がけてます。

とくに、引用で太字にした

 ・一対一
 ・行為
 ・正しい方法
 ・依頼

は重要。

たとえば、「正しい方法」については

 「これはやっちゃダメだ。なぜなら〜」

というだけではなく、

 「○○のようにしてほしい」

というように、どのようにするべきなのかを明確に、依頼文で伝えるようにしています。

たいていの場合は、正しいやり方がわからないから間違ったやり方をしている場合が多いので。




■参考図書 『人望が集まる人の考え方





立ち読みできます立ち読み可
累計500万部突破ベストセラー作家
半世紀を超えて読みつがれる不朽の名著、待望の邦訳!

本書は1956年にアメリカで出版されて以来、「人間関係のバイブル」として幅広い読者に支持され、カーネギー『人を動かす』と並ぶ世界的名著。

著者レス・ギブリンはこのように言う。
「人間関係の極意とは、お互いの自尊心を満たすようなやり方で相手とかかわることだ。
これこそが人とかかわって本当の成功と幸福を手に入れる唯一の方法である」

相手を服従させるのでも、相手にへつらうのでもなく、相手の自尊心を満たすコミュニケーションによって行動を起こさせ、自分もメリットを得る。
これが著者が本書を通して説く理想の人間関係だ。

読者が営業マンならば顧客との関係、管理職ならば部下との関係、
親ならば子との関係において必ず役に立つヒントを見出せるだろう。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

人望が集まる人の考え方
著者 :レス・ギブリン
楽天では見つかりませんでしたDMMでは見つかりませんでした



●本書を引用した記事
 会話のトレーニングをする
 上司が部下の相談に乗ってくれないのはなぜ?
 海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
 部下力のみがき方2:要約
 会社で生きることを決めた君へ_3
 会社で生きることを決めた君へ_2
 ザ・プレゼンテーション
 貢献をしない
 人を動かす:人を説得する原則3:自分の誤りをただちにこころよく認める
 人を動かす:「イエス」と答えられる問題を選ぶ

●このテーマの関連図書


「人を動かす」ために本当に大切なこと

「人望」とはスキルである。:人を惹きつけ、動かす「ビジネス心理学」…

ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人(講談社 α新書)

チャンスがやってくる15の習慣―SkillWithPeople

何をやってもダメだった私が、教わったこと。気づいたこと。実行したこと。

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術






■参考図書 『人を動かす




これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。






◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

人を動かす
著者 :デール・カーネギー

人を動かす
検索 :最安値検索

人を動かす
検索 :商品検索する



●関連 Web
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
 人を動かす-Wikipedia
 人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
 転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
 説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ

●本書を引用した記事
 上司にお願いする作業は分解してから渡す
 わかりやすく書くコツ
 自炊のコツ
 ミーティングチェックリスト
 能力給と成果給:能力給を重視せよ
 徹底的に丁寧にやる
 成長するためにいちばん重要なたった一つの方法
 モニタで見るより紙で見る
 生産性を高めるスケジューラのシンプルな使い方
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい

●このテーマの関連図書


道は開ける新装版

話し方入門新装版

輸液療法の進め方ノート―体液管理の基本から手技・処方までのポイントがわ…

薬物動態学

完訳7つの習慣人格主義の回復

7つの習慣-成功には原則があった!





■関連する記事

会話のトレーニングをする

初対面の人といきなり話し始めて話が弾む人っていますよね。人見知りで口べたな私からみると羨ましい限り。最初の話題の選択肢なにが難しいって、最初の話題がもっとも難しいです。たとえば異業種交流会などのオフ会で、全く初対面の人と食事を一緒にするハメになると、もうひたすらビールを飲んでる。ただひたすら沈黙と食器の音だけ…。ところが同じ席に、話の上手い人がいると全然違います。いきなりサッカーの話題で盛り上がったり、会社の雰囲気の話..

上司が部下の相談に乗ってくれないのはなぜ?

部下が困っていることに対しては、アドバイスしたり解決の手助けをしてあげるのが上司の仕事のひとつです。ただ、実際には「相談に乗ってくれない」「ありきたりな指示しかされない」「余計な仕事が増える」など、否定的な経験のほうがおおいのではないでしょうか。なぜ上司は部下の困り事に親身になってくれないのか私は 28 歳のとき、新規事業部門の部長職を拝命しました。全国に、30 名以上の部下がいま..

海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい

ウチの会社は、海外に子会社がいくつかあります。というか社員数は海外のほうが圧倒的に多い。このため、仕事上、海外出張も少なくありません。その国の言葉で話したい同じ部門でも異なる部門でも、初めてその国に出張に行ってきた人に話を聞くと・中国語を覚えたい・英語を覚えたい・タガログ語で挨拶したい・スペイン語が読めるようになりたい・ハングル語が読みたいたいていこう思って、いままで見向きもしなかった、会社の言語教育コースをとったり..

部下力のみがき方2:要約

結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。図書名称:上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方著者:新名史典いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。私のブログでも時々引用させて頂いています。とくにポイントだと思うのは上司が仕事のボトルネックという点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。..

会社で生きることを決めた君へ_3

久しぶりにビジネス書のご紹介。『会社で生きることを決めた君へ』結構有名になった本なのでご存じの方も多いかと。相変わらず長文のコメントなので、また複数回に分けてご紹介します。本日は、要約(というには長文ですが)をお送りします。::と書いてみましたが、長すぎるので、要約を3回にわたって分割してお送りします。本日は要約の第2回目です。要約部下としてそりの合わない上司に対するものはつらいものだ。それでうまくやれる方法がある。具..

会社で生きることを決めた君へ_2

久しぶりにビジネス書のご紹介。『会社で生きることを決めた君へ 』結構有名になった本なのでご存じの方も多いかと。相変わらず長文のコメントなので、また複数回に分けてご紹介します。本日は、要約(というには長文ですが)をお送りします。::と書いてみましたが、長すぎるので、要約を3回にわたって分割してお送りします。本日は要約の第1回目。要約20代から30台のビジネスマンとしての経験を活かして、40代は大きく成長する時期に当..



■同じテーマの記事

大切な物を置かないとなくさない

かつて、ちょくちょく車の鍵がどこにあるかわからなくなってしまうことがありました。一応、家の中で置くところが決まっていたのですが、「現時点、そこにはない」となると、家中を探しまわることになります。我が家には車は家内と共用なので、どちらかがどこかに置き忘れた。大騒ぎした挙句、車につけっぱなし…、などと。置くからなくなる本書『エンジニアのための時間管理術』では、こんなコツが書いてありました。..




posted by 管理人 at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 交渉・会議・面接 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック