自分の仕事はうまく行っていないのに、同期入社で同僚のアイツは仕事がうまく行っている。
羨ましいですよね。ちょっと妬ましかったりする。
自分だって、「アイツのように上司が協力してくれたら…」とか、「あの取引先なら…」とか思っちゃいます。
■同僚の成功をよろこぶ
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さて仕事かできる人は「余裕」がありますから、同じ職場の人間は、すべて無条件で「仲間」だという意識があります。
同僚や部下の手柄はもちろん、先輩や上司の手柄も自分のことのようによろこべます。
一方、職場の人間をことごとく「ライバル視」する人は、まわりの人の手柄を喜べません。そして自分の手柄は、いつも独り占めしようと考えます。こういう人間は、いつか必ず、ドロップアウトしていきます。
中島孝志(著) 『仕事ができる人の「しないこと」リスト』
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ここまで極端な人はいないでしょうけど、やっぱり同期は「スタートは同じだった」という思いがあるので、手放しで同期の成功を喜べるものではありません。
同期が昇進して自分の上司になったりしたら、「よ〜し、コイツのためにも頑張ろう!」と思えるかというと、微妙で、「複雑な思い」にはなります。
逆に自分が昇進して、同期やそれまで自分を教えてくれていた先輩が部下になったりしたら、これもとっても複雑。
正直に言えばやりにくい。
■同期や後輩の昇進は「よろこんで見せる」
私にも、同期で自分より早く昇進していった人がいます。逆に昇進が完全に止まっている人もいます。
もし、自分より早く昇進した人がいれば、自分のそういった複雑な思いは隠して、「よろこんで見せる」ようにしています。
あくまでも表面的に。
前述のように、相手も戸惑っていることが多いので、発表があった時点で、こちらから「おめでとう。ちょっとお祝い会でもしようよ」とこちらから誘って、「良かったな〜」とよろこんで見せる。
で、実際に辞令がおりたら、いままで、「おぅ、オマエ〜」で話しかけていたとしても、相手が自分より役職の上で上になったら、「××さん」「××(役職名)」で呼ぶようにします。相手がどんなにフランクに話しかけてきたとしても、「役職が上の人」として扱います。
たとえ、心のなかで「オレより無能なのに…」と思っていてもです。
それが無難。
部下や役職が下の人に呼び捨てにされるということは、その人の権威を傷つけることになります。相手も最初は気にしていなくとも、やがては煙たくなりますので。
ただし、プライベートでは今までどおり、が相手に距離を置かれない方法。
■パイプにする
もう一つ、なるべく上層部の批判に繋がることは言わないようにした方がいいです。上層部批判=先に昇進した人の批判につながりますし、役職が上がれば、部下の期待通りにやれない理由(言えない理由)もあります。そこを突っ込まれるとお互いにやりにくくなって、距離を置きたくなります。
せっかく上層部とのパイプになってくれそうな人がいるんだったら、それを活用することを考えたほうが自分のためというものです。
■参考図書 『仕事ができる人の「しないこと」リスト』
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