ストレスと付き合う3つのステップ




私がよく読み返す本に『ストレスをためない技術』という本があります。

ここにストレスと付き合うための「3つのステップ」ということが書いてあります。

本日は、具体的な方法ではありませんが、ストレスと付き合うための基本的なプロセスである、この「ストレスと付き合う3つのステップ」についてご紹介します。




■ストレスと付き合う3つのステップ


3つというのは以下のことです。

 1.ストレスの正体を知る
 2.気持ちの整え方を知る
 3.自分の成長につなげる

ことだと書かれています。

では、本書の引用をご紹介します。

★P6〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

ストレスとのつき合い方には三つの段階があると私は考えています。

一つ目は「ストレスの正体を知る」こと。

そもそもストレスとは何なのか。あなたはどんなときに、どんなものに対してストレスを感じているのか。その実体を客観的に知る必要があります。相手のことがわからなければ、つき合い方もわからない。当然の話です。

ですから、まずはストレスの正体を知る。
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ストレスとのつき合い方の二つ目は「気持ちの整え方を知る」です。

たとえば、自分自身の心と体を一台の車だと考えてください。すると、ストレス要因はデコボコ道とい、つわけです。あなたという[車」は、きれいに舗装された道は快適に走れますが、デコボコ道を走ると、とたんに状態が悪くなり、不快に感じてしまいます。

さて、ここでの問題は何でしょうか。

舗装されてないデコボコ道?たしかにそうかもしれません。

デコボコ道さえなければ、あなたは快適に走っていられます。世の中にストレス要因がなければ、快適に暮らせるかもしれません。

ですが、デコボコ道に文句を言っても始まりません。世の中のすべての道がきれいに舗装されるなんてあり得ません。

世の中にはあなたを苦しめるストレス要因(デコボコ道)は必ずあります。大事なのは、仮に道がデコボコでも、そこそこ快適に走れるよう「車」をメンテナンスすることです。
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ストレスとのつき合い方の三つ目は「自分の成長につなげること」。

ストレスというのは必ずしも「悪い側面」ばかりではありません。

考えてもみてください。もしこの世の中からストレスを完全になくせるとしたら、それであなたは幸せになれるでしょうか。

私はそうは思いません。

人は刺激がまったくなくては生きていけないのです。

そもそも、世の中のすべての道が舗装され、常に順調に走れるなんて、つまらないと思いませんか。世

の中にはデコボコ道もある程度必要で、そんな道をそこそこ快適に走れるようになることで、私たちは成長し、達成感を得る。私はそう思っています。

本書のエピローグでは、ストレスを遠ざけるだけでなく、あえて「ストレス環境に身を置くことの大切さ」まで語ってみたいと思います。それがストレスとのつき合い方の理想だからです。

松島直也(著) 『ストレスをためない技術
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具体的なことは本書を読んでみていただきたいですが(機会があれば、またそのうち紹介します)、まず意識しないといけないのは、その目的。つまり、ストレス関連の本を読んだとしても、それをどのように理解し、どう活用するかは、度言う目的でその知識を得ようとしているのかに依存します。

私もかつてストレスで会社を長期お休みしてしまった経験があるので、再び同じ失敗をしないように、ストレスを上手にコントロールし、それを利用する方法について気をつけて情報を集め目てます。









■参考図書 『ストレスをためない技術





立ち読みできます立ち読み可
ストレスは決してなくならない。大事なのは「ストレスをなくすこと」ではなく、「どうつき合うか」。「よける」「ひねる」「受けとめる」という3つのコツを知れば、不快な気持ちが整理できる。NLPの専門家による、ストレスに適切に対処し心を強くする技術。





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ストレスをためない技術
著者 :松島直也
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●本書を引用した記事
 振り返りはテレビを見るように枠をはめて思い出す
 嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える
 深呼吸をしてストレスを解消する
 ピントを外してストレスから逃げる
 15分散歩してから会社に行く
 車のメンテナンスをするように自分もメンテナンスする
 ストレス経験を思い出して、笑い話にする
 「べき」「ベスト」ではなく「できたらいいな」を探すとストレスが減る
 記憶の距離感をコントロールする
 「しなければならない」と思ったらピンチ

●このテーマの関連図書


「やめた!」がなくなる続けるスイッチの作り方(アスカビジネス)

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NLP速読術~1冊10分で本が読める!時間がなくてもスキルアップ&試験合格~

(文庫)脳からストレスを消す技術(サンマーク文庫)

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苦手意識は捨てられるNLP脳トレーニング





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