7つの習慣:人は自分自身を客観的にみることができる




本日の巨人 : スティーブン・R・コヴィー
本日のお言葉: 人は自分自身をも客観的に見ることができる




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この本を読んでいる自分の姿不想像してみてほしい。

自分の意識は部屋の一角にあり、本を読んでいる自分の姿が早える。まるで他人であるかのように自分白身を見ている。

次に自分の気持ちについて考えてみてほしい。

今、どういう気持ちだろうか。何を感じているだろうか。今の気持ちをどういう言葉で表現できるだろうか。

次に、自分の今考えていることについて、思いをめぐらせてほしい。

頭の中は活発な状態だろうか。この演習を行なうことと、この演習の意味を考えることのどちらに、あなたは集中しているだろうか。

今あなたが行なったことは、人間にしかできないことである。動物にはこの能力がない。これは「自覚」といって、自分の考えそのものについて考元る能力である。

この能力があるからこそ人間は世界の万物を支配し、世代から世代へと有意義な進歩を遂げることができる。

この自覚という能力があるからこそ、自分の経験だけでなく他人の経験からも学ぶことができる

また、この能力を発揮することにより習慣をつくり、習慣を変えることもできるのだ。

人間は自分の感晴だけで構成されているものではない。気分によってできているのでもない。考えだけで成り立っているものでもない。

こういったものについて考えることができるということは、自分の本質はそれらのものから隔離されているということであり、そして人問とほかの動物とでは根本的な違いがあるということである。

私たちはこの自覚によって、自分の持っている最も基礎的なパラダイムのひとつである自己パラダイム(自分自身についてのパラダイム〉さえも客観的に見つめることができるし、それを変えることもできる。

この自己パラダイムは、私たちの行動や態庭、他人に対する思いなどのすべてに影響しており、自分の人格の基礎的な要素のひとつである。

自分自身が自分のことをどう見ているか、そして他人をどう見ているかを理解しなければ、他人が自分のことをどう見ているか、あるいは世界をどう見ているかを理解することはできない。

単にそれは無意識に自らのパラダイムを通して彼らの行動を解釈し、自分は客観的だと思い込んでいるにすぎない。

こうした思い込みは、私たちの可能性を大きく制限し、他人との深い人間関係を築く能力を低減させるものである。

しかし、私たちはこの自営でいう人間独自の能力を活かし、自らのバラダイムを見つめることができるし、そしてそれが、現実や原則に基づいているのか、あるいは環境や条件づけによってできた思い込みだけなのかを知ることができるのである。

スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣
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過去記事

 冷静になる質問
 ButはBad

などで書いたように、私もなるべく客観的に物事を見るようにしてますが、まだまだ…。

よくビジネス書で、「背後霊になったように物事を見る」などという方法も書かれてますが、実際トラブルが起きている時や、誰かと口論になっている時に、著者の言う「人間は自分の感晴だけで構成されているものではない」というのは、なかなか実感できるものではなく、頭に血が上り、臨戦態勢になって、自分という意識さえなくなっているのかもしれません。

さらに、冷静なったからといって、客観的に自分を見つめることができるかというと、少なくとも私は自分が一番かわいいので、主観的に自分を見てて、相当大きなバイアスがかかってます。
※まあ、だからこんなハジさらしみたいなブログが書けるのでしょう。

「客観的に見ている」と思っている事自体が主観的だったりして。パラドックスですね。










■参考図書 『7つの習慣




全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。








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著者 :スティーブン・R・コヴィー

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●本書を引用した記事
 1年後を想像する
 予算管理とは突発費用に対応できること
 3つの習慣part2
 どうしようもないムダな会議がある理由
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 問題は外にある
 矛盾す複数の問題を一気に解決する「インクルージョン思考」
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門(要約)
 一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門


●関連図書
 
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
 
まんがでわかる7つの習慣
 
7つの習慣 演習ノート―ビジネス、プライベート、家庭で、効果的な人生を送るための 成功への原則がよくわかる!
●このテーマの関連図書


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posted by 管理人 at 05:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 巨人たちの言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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