『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』という本に仕事ができない人の特徴について書いてありましたので、ちょっとご紹介。
★P22〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
頭はめちやくちやいいのに、仕事となるとこれがからっきしダメな人がいる。
「いい学校を出てるらしいよ」
と陰口を叩かれたりする。
少し考えれば、「勉強ができる人=仕事ができる人」ではないと気づくはずである。
「仕事脳」と「勉強脳」は違うのだ。
いったいどこが違うのか?
勉強脳とは、答えがある問題を時間内に一人で解くことがうまい人の脳みそ(=頭がいい)であり、一方、仕事脳とは答えがない問題の解決策をあの手この手で作り出す脳みそ(=地頭がいい)のことなのだ。しかもいろいろな人に聞いて回ってもかまわない。つまり、仕事というゲームではカンニングが推奨されているのだ。
ゲームの種類が違うのだから、成果も評価も違ってくるのは当たり前のこと。
仕事ができる人、仕事ができない人の違いがもうーつある。
それは仕事ができない人は考える時はじっと立ち止まったまま。下手をすると、ずっと考えたままそこから動かない。
一方、仕事ができる人は歩きながら考える(=「考動」と呼ぶ)。
「こっちのほうが得策だ」と気がつけば、すぐに進路を修正する。つまり、ナビゲーション・システムが機能しているのである。
ナビのリルート機能が充実しているから、いつでも、どこでも設計図を描き換えられる。あの手がダメなら、この手で行くかと考える人は必ず成功する。
失敗する人の頭の中には一本道しかない。
石が置いてあれば迂回したり、飛び越えればいいものを、もうこの道はダメだとレースを投げてしまう。
「あの手がダメならこの手が…」
と考える習慣がない。
仕事は一筋縄ではいかない。
「あの手がダメだ」ということがいっばいあるのが仕事だ。この時、「この手」を捻り出そうとする人は、道を切り開いていけるのだ。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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■TMTOWTDI(ティムトゥデイ)
これはプログラミング言語 perl のスローガンみたいなもので、私の座右の銘のひとつ。
「やりかたはひとつじゃない」
以前の記事にも書きましたね。
皮膚感覚として、この感覚が身につくまでには結構かかりましたが、おかげで失敗してもメゲなくなりました。単にある方法がダメだとわかっただけのことですので。
もちろん、目標自体がダメになった時にはやっぱりメゲますが。あるやり方でダメだったら別の方法を試してみればいい、とちょっとしつこくなりました。
もう一つ、似たような記述をご紹介します。
★P88〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●ためしてみることに失敗はない
私は、試してきたことを次から次へと並べた。マックスは私が話し終えるのを待って、それからこう答えた。
僕は、試してみるすべてのことがうまくいくとは言ってないし、すべての決定が素晴らしいものだとも言ってない。そんなことはあり得ないよ。
繰り返すけど、計画なんてたいていうまくいかないものだしね。きみにわかってもらいたいのはね、アイデアというものはなかなかうまくいかないかもしれないけど、試してみることはそうじゃないってことなんだ 。
「実地演習」に失敗はない
と言ってもよかったかな。
それも正しいし、理解はしやすかったかもしれない。
ただ、いいかい。何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。
必ず、何かを学ぶからだ。
学ぶべきことが何もなかった場合は、その前にしていたことに高い価値をおくべきだってこと。
そういう意味で僕は、試してみることに失敗はないというのは真実だと思っている。
それをきみにも信じてもらいたい。だけどそれは、"科学的方法" だの "対照のための非実験グループ" だのについてまじめくさって話したいということじゃない。
ただ、いろんなことを楽しくやって、新しいことを試してみて、いつもしっかり目を開けておいてほしいってことなんだ。
難しいと思うのは、ほかの人に変わってもらおうとすること、違う自分になってもらおうとすることだ。
たいていの人は、変化なんて大嫌いだからね。だけど、この白髪まじりの頭の中には、とても重要なフレーズが入ってる」
彼は、まるで次の考えを押しだすかのように、指先をこめかみに当てた。
人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。
デイル・ドーテン(著) 『仕事は楽しいかね?』
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本書『仕事は楽しいかね?』は私の愛読書です。
小説形式で書かれて読みやすいですし、こうした大事なセリフがあちこちにあって、読むたびに自分の原点、「ちょっとやってみよう」に帰らせてくれます。今手元にあるのは三代目。同じ本を三冊も買ったのはこれが最初(で最後?)。
※これを書こうとしてまた読みふけってしまった…
■参考図書 『仕事は楽しいかね?』
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●本書を引用した記事
数値の利用して自分の評価を上げる
神様フェイント
今日学んだことを3つ上げなさい
準備8割
7つの仕事力_前編
事実と真実
やってみることには苦痛がともなうと意識する
「意思」は信用しない
目標の立て方(基本編)
人生に変化を起こす方法
●このテーマの関連図書
仕事は楽しいかね?2
仕事は楽しいかね?《最終講義》
チーズはどこへ消えた?
自分の小さな「箱」から脱出する方法
まんがで変わる仕事は楽しいかね?
ずっとやりたかったことを、やりなさい。
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●本書を引用した記事
手帳と日誌は連動してこそ力を発揮する
メモを復習する
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やってみた分かった「カード式メモ術」の利点
タスクリストで作業してはいけない
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メモ術の極意
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