世の中にはいろいろな発想法が用意されています。
・四則演算法 ・オズボーンのチェックリスト ・5W2H(これも発想法として使えます) ・鏡と対立 ・ファンクショナル・アプローチ ・KJ法 ・MN法ただ、これらはいずれも、いま悩んでいる問題に答えを与えてくれるわけではありません。
何があるかというと
フックです。「引っかかるもの」ですね。
■アイディアはゼロからは生まれない
もちろん、これは凡人の発言なので、世の中のすごい人というのは、もしかしたら違うのかもしれませんが、私が勝手に思っているのは
「アイディアはゼロからは生まれない」
ということ。
ようするに、ある何かがあって、それが別の何かにうまくハマりこんだ時に、アイディアとして認知されると考えてます。
つまり、何か
元になるものがある。
で、どういう時にそれが別のものになるかというと、それが「
フック」です。
「これを○○したらどうだろう?」
「これの根本はなんだろう?」
みたいに、あるものについて、何かを掛けたり引いいたり、足したり、フィルタを通したりすることで、別のアイディアになるんですね。
■フックをたくさん持つ
最初に上げた、いろいろな発想法は、それらのフックを与えてくれるものです。
つまり、うまく使えるかどうかは、何を引っ掛けるかを考える人自身の問題、と。
逆に言うと、その人ごとに得意なフックがあって、それは、ある程度使い込まないとわからないです。
私はというと、オズボーンのチェックリストと四則演算をわりとよく使います。
あとは、連想発想法(KJ法の亜種です)。
ただし、それぞれの発想法は一通り試してみることにしています。
名前だけ知っていても役には立ちませんから。
いろいろな発想法をためしてみると、自分にあったやり方が見つかります。
逆言えば、「いざ」という時に使おう、と思っているものは、「いざ」が来ても使えません。
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