仕事の進め方というのは、人により千差万別。差があるということは、実はそれが強みになったりします。自分の仕事のやり方を分析する方法があります。
この記事のテーマは「効率的な仕事のやり方」です。なので、過去記事をまとめて見なおしてみると、相矛盾するようなこともしばしば書いてます(反省)。
※それこそ、「やり方はいくらでもある」ので、その時に多分最適だと思うやりかたでやれるように、多くの手段を知っておくのも、必要なのではないかと、いまさらながら言い訳してみたりして…
で、今日の本題は、自分の得意なやり方を知る方法です。
■自分の仕事のやり方を考える
また、ドラッカーの引用です。★P207〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
自らを変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。それよりも、自らの仕事の仕方を向上させていくべきである。不得意な仕方で仕事をしようとしてはならない。
P.F.ドラッカー(著) 『明日を支配するもの』
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自分の得意な仕事のやり方を意識することで、その強みを生かしていく方法に気がつく元になります。
人間は、言語化されていないものを思考に取り込むことはできないので、いろいろな言葉が必要になってくるわけです。ぼんやりとイメージすることができたとしても、言語化されないかぎり、それは論理的な思考にはなりません。
これは以前紹介したフィードバック分析を用いて分析するそうなのですが、簡単なチェックリストを見つけたので、紹介しておきます(ちょっと適当にカスタマイズしてます)。
自分の仕事の得意パターンを見つけませんか。
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口仕事を進める際は
A) 一人で行うほうがよい
B) チームで行うほうがよい
C) その他
口得意な役割は
A) 自分で采配を振るう
B) 意思決定者のサポートをする
C) 縁の下の力持ちになる
D) 言われたことをひたすら頑張ってやる
E) その他
口仕事への取り組みは
A) 直観から始める
B) 分析から始める
C) 始めてから考える
D) その他
□プ口セスを考える際は
A) 段階を追っていく
B) ゴールから逆算する
C) 考えない
D) その他
□仕事の進め方は
A) 詳細な筋書きがあるとやりやすい
B) 筋書きはないほうがやりやすい
C) 短期の筋書きは作るが、長期の筋書きはないほうがいい
D) その他
□実行の仕方は
A) 締切間際に集中して短時間で仕上げる
B) 予測を立てて計画的に行う
C) やれることからやる
D) その他
□カを発揮しやすいのは
A) 環境の変化や競争相手など、プレッシャーがあるとき
B) 安定的な環境のとき
C) その他
□能率の上がる時間帯は
A) 朝のほうが集中できる・はかどる
B) 夜のほうが集中できる・はかどる
C) その他
□能率の上がる状況は
A) 大勢と一緒にやっている時
B) 一人でやっている時
C) その他
□仕事のやりやすさは
A) テンブレート(雛型)があるほうがいい
B) 自分でカスタマイズするほうがいい
C) 無から考えだすのがいい
D) その他
□情報収集の仕方
A) 読む
B) 聞く
C) その他
□情報発信の仕方
A) 書く
B) 話す
C) その他
□文章を書く際
A) 下書きしてから書く
B) じっくり完壁なものを一回で書く
C) 骨組みを一気に作り、その後にじっくり拡充していく
D) その他
□スピーチの際
A) 原稿を準備する
B) 要点のみ記したメモだけを用意
C) その場の勢いでしゃべる
D) その他
□プ口セスを考える際は
A) 書くことによる
B) 聞くことによる
C) 仕事を通じて
D) 教えることによる
E) その他
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自分の得意なパターンがわからなければ、上司、先輩の得意なパターンを考えてみるといいかもしれません。その人達と比べて自分はどちらに寄っているかを考えると案外わかるものです。これらは絶対値ではなく、相対値なので。
■参考図書 『明日を支配するもの』
21世紀のマネジメントを予測今世紀を代表する経済学者、ドラッカー教授の最新作で、全世界で同時出版された話題作である。
「日本興隆の歴史が20世紀の世界史そのものであり、現在の世界経済を生み出したのも日本である」と主張する著者にとって、我が国が今、直面している危機的状況は、世界経済が一大転換期を迎えたことのあかしであると言う。これから起こる変化は、過去の産業革命や大恐慌、第2次世界大戦後の構造変化よりも大規模で急激であり、その時にリーダーたる者は、諸問題を解決する能力を持っていなければならない。
そこで教授は、従来の常識に基づく経営論をあえて視野から外し、「21世紀型のマネジメント」を大胆に描き出した。第1章では、マネジメントは企業や、法、国境、組織などの制限のもとに成立するといった常識がまず間違いだと指摘する。
さらに、破局的な少子化など人口構成の世界的な変化が、企業の経営戦略の前提そのものを変えてしまうことを強調する。それらをもとに、タイトルでもある「明日を支配するもの」、すなわち変革の担い手である「チェンジ・リーダー」像を定義していく。
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