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例えばTOEIC で高得点を取るために英語学習をはじめたい、という人がいるとします。この人はまず何からはじめるべきでしょうか。
いきなり英会話学校に入学するとか、分厚い参考書を買って学習しはじめるという手段もあるとは思いますが、私の経験から言えることは、この手の学習方法は長続きしないということです。
意気込んではじめても、あまりの負担にそれが苦しみになり、結局挫折してしまうのです。
英語学習に限らずですが、何か新しいことをはじめるには、できるだけ負担のない簡単なことからはじめることを強くおすすめします。
英語学習のケースなら、たまに届く英語のメールを欠かさず読むことからはじめるとか、家にいる間は英語のラジオをつけっばなしにするといった、遊びと区別がつかないような軽いところから少しずつはじめるのがコツです。
一旦開始して習慣化すると、だんだん負担が少なくなります。そして続けられたものについては思ったより身についているものです。
身についていれば次のステップに移り、負担を少し増やしても続けられるようになります。そうするといつの間にか英会話学校や分厚い参考書にも耐えられるようになっています。
一見遠回りのようですが、実はこれが目標達成に向けた近道です。
「継続は力」ですが、「力が必要な継続」は継続しないのです。
河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ』
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本書の意見には全面的に賛成。
ドラッカーにも、「習慣の力」をとくくだりがありますが、それほど難しいことを言わなくとも、なんとなくわかっていることです。
ただ、意識として、どうしても「最短距離で駆け抜けたい」とか「明日の朝には完了していたい」とか思ってしまうので、火事場のクソ力頼みの行動をとってしまうのですね。
私も学生時代には、試験の前日が「全て」でしたし。
■簡単なこととは?
しかし、実際に何かやろうとしてみると、「簡単なこと」という判断基準が実に難しいです。その時は「簡単なこと」だと思って始めるのですが、2日、3日となってくると、「やるのは簡単」とはいえ、「始めるのが難しいこと」になってしまいます。で、結局三日坊主、と。
どのくらいなら簡単かという判断は、どうも私にはできないようで…。
そこで、「継続は力」ですが、「力が必要な継続」は継続しないを真似て、
「続けられること」が「簡単なこと」
だと考えるようにしました。
つまり、最初はちょっと欲張って(本人の意志としては「欲張らずに」)初めてしまったら、次の日は、「飽きたらやめる」ところまでが、さいしょから「やろうとしていたこと」だと考えます。つまり、気が向いたらやめる。
次の日も、やり始めることはやり始めますが、また、気が向いたらやめる。
こうして繰り返していると、継続できる範囲がだいたい一定してきます。
私はブログサラヒン〜サラリーマンの仕事のヒントを書き始めるにあたり、平日は毎日記事を書くということを決めました。やってみると、書き始めればそれなりに書けました。
しかし、書き始めるまでが大変で、ネタを考えるところから、書き終わるまでだいたい2時間。
続くわけがないですね。平日毎日2時間なんて。数日で挫折。
ということで、「ネタを考える」ところでやめてしまうようになりました。
ネタがあれば、書くのは週末に一気に書き上げることが可能でしたので。
これができるようになったら、次は「毎日文書の骨格まで書いておく」ようになりました。
そうして、だんだんやっていることが伸びていき、今ではほぼ毎日記事2本づつ(サラヒン〜サラリーマンの仕事のヒントと本ブログの記事)書いてます。
所要時間は1本あたり20〜30分。時間も短くなりました。これは、習熟度が上がったということでしょうかね。
いかがでしょう、「始めることができたら満点」と意識して継続してみるという作戦は。
■参考図書 『たった1%の仕事のコツ』
こんなことがありませんか?とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……
そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。
デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。
そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。
実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。
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たった1%の仕事のコツ 著者 :河野英太郎 | たった1%の仕事のコツ 検索 :最安値検索 | たった1%の仕事のコツ 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
信頼方程式T=(E+R+I)/S
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目的に立ち返る
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パニックになるのを避ける方法
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