私は誰かに「助けてもらう」というのがとても下手です。
そのために一人で仕事を抱え込んで、パンクしてしまいしばらく会社をお休みするはめになったほど。
しかし一方でこういう性格なため、いろんな仕事を任せられるようになったという側面もあると考えています。
すぐ誰かに頼ってしまう人というのは、やっぱり「オレがやったんだ!」という意識が弱いし、仕事に対する責任感も強くありません(経験値ですので間違っていればご容赦を)。たとえば、仕事の結果に問題があった時に、それを責められると「そこは○○さんがやったので、自分は…」とかいう責任転嫁的な発言も出てきます。
■援助されることは負い目になる
ある調査によると、アジア系の人は総じて「助けてもらう」ことに対して罪悪感というか引け目を感じることが多く、逆に欧米系の人はあまり感じないそうです。
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カリフオルニア大学のシェリー・タイラー博士によると、ヨーロッバ系のアメリカ人にくらべて、アジア人は、他人からの手助けを嫌がるらしい。
その理由は、援助を受けると、自分が惨めになるからである。
自尊心にトゲを刺されながら援助を受けるくらいなら、むしろ援助を受けないほうが気がラクだ、とタイラー博士は分析している。
英国のヴアージン・クループの創始者リチャード・ブロンソンも、「援助を頼むな」とアドバイスしている。人にモノを頼んだりしていると、どんどん卑屈な人間になってしまう。いったんそうなると、もはや卑屈な人間から抜け出せなくなってしまう。
できるかぎり、自分ひとりの力で何とかする、という気概を持たなければダメなのだ。
内藤誼人(著) 『他人に軽く扱われない技法』
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むかし、「ひとりでできるもん!」というテレビ番組がありました。
NHKアーカイブス〜ひとりでできるもん!
http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009020028_00000
まあ、子供ではないですが、「ひとりでできるもん!」というのは、自尊心を保つ方法のひとつだと、自分を慰めることにしてます。
■援助ではなく協力してもらう
どうしても「援助」というと、上下関係を感じてしまいますが、「協力してもらう」ことについては、リーダーをやるようになってから(いまさら…ですが)勉強しました。
協力してもらうことは、「一緒にやり遂げる」「最後は自分が責任を取る」という意味で、「援助してもらう」とは大きく異なります。
援助は「受動形」なのに対して、「能動形」なんですね。
行動という面で見れば同じことでも、ここの考え方は全く違います。
「やってもらう」ではなく「うまく利用する」ように考えることです。
■参考図書 『他人に軽く扱われない技法』
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●本書を引用した記事
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