多重人格者になる







■性格診断テスト


世の中いろんな性格診断テストがありますよね。
適当でいいので、雑誌などの性格診断の特定の性格のページを開いてい見てください。

結構あたっていると思いません?

最近ではよく言われることですが、これはどんな人に対しても強弱はあっても大抵は当てはまります。

 ・自分のやりたいことに熱中してしまい時間を忘れることがある
 ・失敗をときどき思い出して、落ち込む時がある
 ・つねに「効率よく」を心がけており、努力を惜しまない

などなど。

こういったものは、結局どれでも「そうだ」と思って読めばそのとおりだし、「そうじゃない」と思って読めばそのように読めるように作られてます。

■全部の性格がある


まあ、当たり前の話で人間の性格にゼロや100はありません。どんなに偏っていても10とか90なんですよ(いまさら私が言うまでもないですが)。

占いなどはその典型で、思い当たるフシがあるような曖昧さがいいんですね。
よく言うでしょ

 鰯(イワシ)の頭も信心から

って。信じる者は救われる。

ということが言いたいわけではなく、なんかの占いが進めたいわけでもなく、

 あなたはすべての性格を持っている

っていうこと。




■自分の性格は変えられる


私は元来、人付き合いが苦手どころか苦痛な方で、人前でなにか話すとかほとんど拷問に感じたりします。でも、やれないことはないです。というか、仕事上、役職をもらっているので、やむを得ず、人前で一席ぶったり、宴会の挨拶をしたり、方針を力強く説明したりします。それが自分の役割だから。

たとえば、リーダーとしてなにかの結果を出したいなら、「人と話をするのは苦手で…」なんて行ってられません。人間関係をうまく取り持ってプロジェクトを成功させるのはリーダーの責任ですから。

「人と話すのが得意な自分」を無理やり作って活動しないといけないのですが、この能力がゼロの人にはできませんが100のうち10ありさえすれば、その10をいつも出し続けていれば、「リーダーシップがある人」に見られるようになるわけです。

普通に振る舞っていれば「人見知り」するひとでも、「人見知りしない自分」がちょっとはいるので、それを振り絞って飛び込み営業をするわけです。

また、相手によってもこれらの性格は使い分けられます。

交流分析ってご存じですか?
これは人をP/A/Cの3つに分けて、それぞれの強さに応じて、どういう対応の仕方がいいかを研究したものです。

 Wikipedia―交流分析

つまり、この人がPが強い人だと思えば、Cのように振る舞えば相手はこっちを保護しようとしてくれるとか。

そのためには、自分の持っているいろんな行動パターンのどれを相手に見せればいいのかを考えるわけです。

■性格のパーツを意識する


仕事で対人関係をうまくやれるようにしたいなら、自分の持っているいろんな性格のパーツを場面や相手に応じて表出の仕方を変化させることです。対人関係だけでなく自分自身のモチベーションですらちょっとだけならコントロールできます。

そうすることによって、相手からの協力が得られやすくなったり、メンバーの目標を一つにまとめたり、仕事に集中できるようにになります。

他人をコントロールすることはできないけど、自分をコントロールするのなら、可能性はあります。

 「おし! 今日はネアカな性格で行こう」
 「今日は生真面目な研究者タイプ」

などと、自分の行動を少しだけ変化させてみませんか。

気持ちの持ちようだと意味がわからないので、行動で性格を表してみるのです。
参考にするのは、性格判断の本など。ここで、適当なページを開いて、「あなたは××な行動を取る時があります」というのをその通りやってみるのです。

どうやって性格を作ればいいのか、何度もやっているうちにわかってきますよ。
こればっかりは体で覚えていくしかないので、やってみることが重要。

私は『9つの性格』という本(エニアグラムについて書かれた本です)をいつも参考にしています。




■参考図書 『9つの性格





立ち読みできます立ち読み可
エニアグラムは「性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム」で日本でも知られるようになったが、現在では入手は困難。エニアグラムに関する関連書籍も多数あるが、管理人の独断で本書を紹介。
「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、この世に生を受ける」―世界各国で科学的に検証され、日米の一流企業で人事研修にも採用されている、神秘の人間学“エニアグラム”。自分のタイプを知り、囚われから解放されれば、自らの能力と個性を最大限に生かすことができる。まさに新しい生き方を実現するための“人生の地図”なのだ。日本中で話題となったベストセラー。
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著者 :鈴木秀子

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●本書を引用した記事
 定期的に性格診断をする
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 行動原理を知ると人の行動が読める
 多重人格者になる
 ビジネス書名著目録(必須図書)

●このテーマの関連図書


エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ基礎編(海外シリーズ)

人間は9タイプ子どもとあなたの伸ばし方説明書

自分の「性格説明書」9つのタイプ(講談社 α新書)

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新装版あなたの天職がわかる16の性格





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