笑顔は人間関係の潤滑剤
まぁ、この言葉そのものではなくとも、こういうたぐいの話を聞かれた方も多いかと思います。
もちろん、これを否定するようなことはなく、まったく仰るとおりだとは思うのですが、いつも笑顔でいたほうがいいかというと、個人的にはちょっと疑問符。
たとえば、なにかをお願いしようとしてある人のところに行ったところが、
「やあ、○○さん。今日もいい天気だね!」
って言われた時と、
(眉間にしわを寄せて)「……(ブスッ)………。何か用?」
って言われた時、後者の場合は頼み事をすごくしにくいんじゃないでしょうか。
こんな実験があるそうです。
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力リフォルニア大学バークレー校のエドワード・アンドレード教授が、大学生に賞品を 2 人でわけあうというゲームをやらせたことがある。相手役は、いつでもサクラ。
そして、サクラは、半分の条件には、不機嫌で、苛立っているように振る舞い、残りの半分の人に対しては、笑顔で接したのである。
すると、サクラが不機嫌なときには、本当の被験者は、賞品のわりあいに関して公平な提案を中し出てきたという。逆に、サクラが笑顔をふりまいていると、相手は自分に都合のいい不公平な提案ばかりを申し出てきたそうである。
笑顔でいると、「こいつは与しやすい」と思われ、あなどられることが、この実験で明らかにされたと言えよう。
内藤誼人(著) 『他人に軽く扱われない技法』
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最後の「与(くみ)しやすい」というところがミソですね。
やっぱり人間関係を円滑にしようとして、ニコニコしていたり、下手に出たりすると、相手からナメてかかられる時もあるということを憶えておいたほうがいいですね。
いつも不機嫌な顔をしていて、避けられるようになるのも問題なので、使い分けが重要かと。
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