愚痴が言いたくなったら対策を考える




上司から見て、一番気分的に嫌なのが、愚痴をいう部下です。

まず定義として考えると




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●愚痴(グチ)  ― デジタル大辞泉
1.言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど―を並べる」
2.仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。
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まぁその通りで。

私自身も、「愚痴を言わない」ようにしてはいますが、もちろん出ちゃうことも少なくありません。
ただ、愚痴を聞かされる身になってみると、聞いていて気分のいいようなものではありませんし、部下が言うことだと、簡単に「グチグチ言うな」とか「懺悔なら教会でやれっ」とも言えないしで、やたらストレスがたまります。

■愚痴を言いたくなったら対策を考える


以前にこの本『たった1%の仕事のコツ』を読んでから、「そうしないとなぁ」と心がけていることがあります。




★P158〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

みなさんは、「愚痴」と「意見」の違いをご存知でしょうか?辞書的には以下のような定義です。

 愚痴:言ってもしかたのないことを言って嘆くこと
 意見:ある問題に対する主張・考え、心に思うところ

 :
 :中略
 :
愚痴を言いそうになったときは、「ではどうするべきか」「そのとき自分はどういう役割を演ずるか」について考え提案すると、チームは前進しはじめます。

では、愚痴は不要なものなのでしょうか。実は私は、これは必要なものだと考えます。むしろ愚痴にこそ、他のメンバーの本音が隠されていますので、それを聞くことは現状の把握やリスクの察知を可能にする重要な情報源となるのです。

特にリーダーはメンバーの愚痴に耳を傾けることも仕事の一つと考えましよう。もちろん聞き終わった後は、「それでは対応策はどうしようか」と相談し、愚痴を意見に変えていきます。

リーダー自身の愚痴については、通常メンバーには慎むべきだと思いますが、信頼できる相手に対しては、たまにはこぽしていいと思います。

リーダーも人間ですし、リーダーの不満は次のリーダーたちに共有しておくべきことでもあるからです。これも健全なチームワークの姿です。

河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ
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まあ、たまには愚痴もいいですが、なにか問題があったことは事実なので、それをどうすればいいかを一緒に考えることも重要なのかも。

でもいつもそれをやっていると疲れちゃうし、愚痴を言っている本人に「じゃぁどうすればいい?」と聞いても、その本人では解決できない(仕方を知らない)から愚痴になっているので、その場で対策を聞くのではなく、リーダーが熟考した上で、「前に言っていた××だけど、こんな風にしようと思うけど、どう?」みたいに話を持っていくのがいいんじゃないでしょうか?







■参考図書 『たった1%の仕事のコツ





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こんなことがありませんか?

 とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……

そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。

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実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。





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著者 :河野英太郎

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●本書を引用した記事
 たった1秒で相手の好感を得るボールペン操作術
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 目的に立ち返る
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posted by 管理人 at 05:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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