いろんな仕事をしていて、「これはどっちにするべきだろう?」とか「これは何を優先するべきだろう?」みたいに迷うことがあります。
そういう時はひとつのチャンスです。
是非上司に相談してください。
このとき、聞き方について一つだけアドバイス。
結論を聞いてはいけません
「はあ? 迷ったのにどうするかを聞かなくていいのか?」と思われたかもしれませんが、結論を聞こうとすると、「この場合はAをするべき」という事はわかっても、次に同じような問題にぶつかった時に、また迷うからです。
あなたが迷うことに対して、上司のレベルであれば、それほど迷うことはありません。
何故かと言うと、判断基準が出来上がっているから。
あなたは、その判断基準を聞かなくてはいけないのです。
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一つ、勘違いしてはいけないことがあります。
「判断できなければ上司や先輩に仕事の優先順位を聞く」ということは「あなたが自分で判断できなくてもいい」ということではありません。大切なのは判断を上司や先輩にゆだねることではなく、判断の基準を知ることです。そして、それを自分自身のものにしていくのです。
自分の仕事の優先順位を自分で決められるようになれば、その分早く仕事に着手し、早く終わらせられます。だから、的確に仕事の優先順位を決められるようになりたいものです。
こばやしただあき(著) 『仕事のムダを削る技術』
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本書では「どのタスクを優先するべきか、あるいはやるべきかやらざるべきか」について、上司か先輩に聞きなさいとなっていますが、私は先輩はお薦めしません。
あまり経験値に差がない人だと、あなたと同じように判断基準が曖昧であることが多いからです。
聞き方は大して難しくはありません。
「AをするべきかBをするべきか迷っています。お考えをお聞かせください」
で十分です。ただし、「Aだ」と言われたらすかさず、「なぜでしょうか?」を聞くことです。あるいは、上司がその2つともに詳しくなければ、きっと、「A」と「B」について何かを聞いてきます。たとえば、「それにかかる工数」であったり、「そのリスク」であったり。それをちゃんと聞くことです。メモしておきましょう。
上司が何を元に判断しているかを知ることができれば、上司の好みがわかります。あるいは会社としての指向性がわかります。
あなたはそれを聞き漏らしてはいけないんです。
上司が何かを判断した時には、なるべく上司の時間を取らないレベルで、「何を元にそのような判断をしたのか?」「判断基準は何なのか?」を聞くようにすると、あなたは上司からより高く評価される仕事ができるようになります。
■参考図書 『仕事のムダを削る技術』
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