継続的学習の方法を身につける




考える力は、他人が出した結論を見るだけでは絶対に付きません。
自分の頭で考え、それを整理し、行動してそれをさらに最初の考えにフィードバックするというループによってのみ強化されます。

本カテゴリでは、さまざまなテーマを設問としてご紹介していきます。
そのテーマについて、ノートに自分の考えを書き出して、それから導き出される結論に基づくアクションを決定して行動してみてください。その結果自分の考えがどのように変わったのか、一度このノートをを見なおしてください。




 Practice Makes Pefect!!



■本日のテーマ「師とする人、学びの方法」


★P253〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

知識社会においては、継続学習の方法を身につけておかなければならない。内容そのものよりも継続学習の能力や意欲のほうが大切である。ポスト資本主義社会では、継続学習が欠かせない。学習の習慣化が不可欠である。

P.F.ドラッカー(著) 『ポスト資本主義社会
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知識や能力は一夜にして身につくものではありません。「何を学ぶか」という情報を得ることは大切ですが、それ以上に「どのように学ぶか」という普遍的な能力を身につけていれば、あなたは永遠に成長を続けることができます。

つまり、ドラッカーの言う、継続学習の方法を身に付けることが、現代社会における知識労働者の最も基本的で重要な能力です。

それは、誰かのうまく行った方法ではなく、自分のスタイルに合ったパターンを見つけ出していくことです。学習を修行のように苦労を伴うものにすれば、それは長続きしないでしょう。学ぶことを楽しむことが、知識という資本の投資効率を高めることができます。

そのためには、自分が目標とする人、師とする人を定め、自らが進んで学んでいかなければなりません。学びが生活の中に組み込まれていないといけません。




★P345〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

学ぶことについて誰かの助けを必要とするようでは、終生学びつづけることはできない。
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情報、確認、動機づけのすべてを、学ぶことのプ口セスそのものの中に組み込んでおく必要がある。

P.F.ドラッカー(著) 『断絶の時代
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■本日のお題



●師と仰ぐ人、影響を受けた人は誰ですか?
 あなたが手本と思っている人、影響を受けた人を挙げてみましょう。
 著名人だけでなく両親、友人、同僚、部下、後輩なども忘れてはいけません。

●その人からどういうことを学びましたか?
 その人から学んだことは何だったでしょう?
 それを具体的な単語で書き出してみましょう。意識することが大切です。

●その学んだことがどのように仕事に活かされていますか?
 学んだことというのは、単にライブラリとしてあるのではなく、常にアウトプットされていなければなりません。
 どう学びますか、どうアウトプットしているかを意識しましょう。

●学んだことはどのように成長していますか?
 継続学習の方法を確立していれば、最初に学んだ時からあなたの筋肉として成長をしています。
 その成長の過程と、それをどのように成長させているかを意識しましょう。
 それがあなたの継続学習の方法です。




■参考図書 『ポスト資本主義社会





立ち読みできます立ち読み可
知識社会への転換期にある社会・政治・経済の変化の様相とその意味を明らかにする。1993年初版刊行でありながら、ドラッカーが本書で指摘したことは、まさに今この日本で起きていることにほかならない。今日を見るためだけでなく明日を見るための必読の書、明日のために今日何をすべきかを知るためにも必読の書である。





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ポスト資本主義社会
著者 :P.F.ドラッカー
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●関連 Web
 ポスト資本主義 | スリームデザイン
 3分間ドラッカー

●本書を引用した記事
 コンセプト化・一般化の効用
 意思決定回避のリスク
 知識と情報、知識の血肉化
 リスクマネジメント:4つのリスクに備える
 ドラッカー:人は、自らがもつものでしか仕事はできない
 勉強好きはどのように昇進・昇格に影響する
 意思決定をする
 自分を律すること
 生産性を高める
 いかにして学び続けるか

●このテーマの関連図書


ドラッカー名著集7断絶の時代

ドラッカー名著集9「経済人」の終わり

創造する経営者(ドラッカー名著集6)

ドラッカー名著集10産業人の未来(ドラッカー名著集―ドラッカー・エター…

ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)

ドラッカー名著集11企業とは何か






■参考図書 『断絶の時代





立ち読みできます立ち読み可
今からちょうど30年前、ピーター・ドラッカー教授は、社会と文明において根源的な変化、すなわち断絶が起こりつつあることを指摘した。それまでの継続の時代を断ち切り、20世紀の後半を形づくる可能性が大きい新しい現実が生まれつつあることを明らかにした。その断絶が、いよいよクライマックスを迎える。

今日われわれが呆然とさせられている政治・経済・社会の大変動の意味合いも、本書を一読することによって、判然としてくる。むしろ今日のほうが、断絶の意味合いがよくわかる。なにごとも、ことの渦中にあっては見えにくい。今日のような毎日が閉塞下の乱気流状態にあるときほど、ことの始まりとその本質を知ることが大切なときはない。





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断絶の時代
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●関連 Web
 Drucker/断絶の時代?いま起こっていることの本質 - ドラッカー
 断絶の時代:キーワード|ダイヤモンド・オンライン
 断絶の時代 | ビジュアルシンキングh

●本書を引用した記事
 意思決定をする
 すぐにやる(ドラッガー 経営者の条件)
 コンセプト化・一般化の効用
 意思決定回避のリスク
 知識と情報、知識の血肉化
 リスクマネジメント:4つのリスクに備える
 ドラッカー:人は、自らがもつものでしか仕事はできない
 勉強好きはどのように昇進・昇格に影響する
 意思決定をする
 自分を律すること

●このテーマの関連図書


ドラッカー名著集8ポスト資本主義社会

創造する経営者(ドラッカー名著集6)

ドラッカー名著集9「経済人」の終わり

ドラッカー名著集12傍観者の時代(ドラッカー名著集12)

ドラッカー名著集11企業とは何か

ドラッカー名著集10産業人の未来(ドラッカー名著集―ドラッカー・エター…





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