自分の仕事のキャパシティというのは、意外とわからないものです。
「こんなにたくさんは無理」とか「こんな難しいことは自分には無理」とか思えるものでも、最終的にはやれてしまったり、逆に「この程度なら」と思った仕事がうまく行かずに誰かにヘルプをしてもらうハメになったりとか、いろいろ以外なことが起きます。
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しかし、自分のキャパシティを超えて多くの仕事を請けてしまうと、仕事の質が落ちるのみならず、期限に間に合わなくなり周りの足を引っ張ったり、やり直しになることで、結果的に自分の時間も相手の時間もムダにしてしまうことがあるものです。
河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ』
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本書『たった1%の仕事のコツ』にこういうことが書かれていました。
問題提起としてはたしかにそのとおりなのですが、どこが自分の限界なのかというのは、特に若いうちはわからないですし、トシをとっても大してわかっていないことが少なくありません。
かくいう私も、どういう仕事なら「無理」だといえるのかというのは、わかっているような気もするのですが、いまだにそれで失敗するところを見ると、実はわかっていないのだと思ったりします。
簡単に見えた仕事でもやってみるとなかなかうまく行かない、進まない、ということがちょくちょくあるのです。そんな時にそれを測定する方法が、
どのくらい他人に頼っているのか
というバロメータです。
・ちょっとこれ教えてよ
・××って、○○さんが似たようなことを以前やっていたよな
・○○の交渉がうまくいかないので、上司に顔を出してもらおう
こんなパターンが増えてくるというのはその仕事が自分のキャパシティやポテンシャルを超えている証拠です。
こういう時は本書『たった1%の仕事のコツ』にかかれていたことを思い出すようにしています。
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自分の限界を超えていると思ったら、本分以外の仕事は引き受けるべきではありません。
まずは時間内で本分をまっとうし、それでも余裕があるときだけ他の仕事を受けてください。
そうでない場合は勇気を持って断ることです。
ちなみに本分であっても複数仕事を抱えるときは、自分にとって「新しいこと」は一つだけにすることです。
経験あることは複数抱えてもこなせますが「新しいこと」を複数抱えては、結果としてパフォーマンスも上がりませんし、他人に迷惑をかける可能性が高まります。
河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ』
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本書『たった1%の仕事のコツ』では
・「これは今の分担具合なら自分が引き受けるべきだよな」と思っても、勇気を持って断ること。
・「新しいこと」は一度に1つだけにすること。
どうしても「いい顔」をしたくなる時はあるのですが、なにか新しいことにチャレンジしている時には、他の仕事は余裕があるくらいにするというのが、結果を出すコツではないかと。
かつて「これは自分でないと…」といって引き受けすぎて、パンクした私がいうのもなんですが…。
少なくとも、パンクしたあとに職場復帰してからは、新しいことは1つだけ、それがゴールが見えるまでは、仕事には余裕がある状態にするようにしています。
あいてがたとえ、「これはお前がやるべきだろう」といっても、「ご意見はわかりますが、いまは無理です」とはっきり言うようにしています。
■参考図書 『たった1%の仕事のコツ』
こんなことがありませんか?とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……
そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。
デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。
そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。
実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。
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目的に立ち返る
問題・課題・懸念事項
パニックになるのを避ける方法
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命令か依頼か―リーダーとしてのメンバーとの付き合い
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99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ
勇気を持って断る
99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ
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99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ
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