いくつかの経験を振り返ってみると、そこに一定の法則性に気がつくことがあります。
★P238〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
優れたビジネスマンは、優れた科学者や優れた芸術家と同じように、(中略)最も個別的、最も具体的なことから出発して、一般化に達する。
P.F.ドラッカー(著) 『ドラッカー名著集12 傍観者の時代』
――――――――――――――――――――――――――――★
この部分に対して、本書『実践するドラッカー:行動編』では、以下のように解説しています。
★P165〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ドラッカー教授は、コンセプト化、一般化の天才でした。顧客第一主義、自己目標管理、経営戦略、選択と集中、民営化など、教授が世に送り出した言葉の多さは、コンセプト化能力の象徴です。
ドラッカー青年は24,25歳の頃、米国小売業界の革命児へンリーおじさんからコンセプト化の重要さを学びました。商売上の逸話を延々と聞かされた中に、経験から導き出された法則性が数多くあることに気づいたのです。
それらのコンセプトは、多くの出来事を集めて分析的に得られたというよりも、むしろ少数の出来事から知覚的に導き出されました。
コンセプト化、一般化は、難易度の高い学び方ですが、問題解決の方法として身につけておかなければならない能力です。物事を見たり聞いたりする際は、自分に関係のない特殊なこととみなさず、常に自分に置き換えて考え、一般化することで、いつでも使える道具として身につけていきましよう。
佐藤等(著) 『実践するドラッカー:行動編』
――――――――――――――――――――――――――――★
これは普通のサラリーマンでもやっていることです。そんなに難しいことではありません。
経験から教訓を引き出す
ことですので、「熱いもの触ればやけどする」程度のことはだれにでもわかります。
難しいのは、それを一言で表して他人がわかったような気になる「コンセプト」としてまとめることです。
これは一流のコンサルタントになるような人の仕事ですね。
ただ、これができると、ある経験が色んな場面に適用できるようになります。
■KYT
「KYT」ってご存知でしょうか?
詳しくはこちら危険予知訓練−Wikipediaを御覧ください。
このトレーニングは4ラウンドで行うのですが、最後の「ワンポイント」の時に、「非常に短い言葉にまとめる」ことをやります。
たとえば、上記 Wikipedia の例で言うと、「オペレータと合図の確認をしよう」という行動に対して、一言で言えるようにします。
合図の確認、ヨシ!
みたいに。
実際やってみると、コンサルタントみたいにかっこいい言葉にまとまるわけではありませんが、一言で言えるようになります。
これも訓練をすると割と簡単にできるようになります。
この程度なら凡人でも可能かも。
■参考図書 『実践するドラッカー:行動編』
![]() | 時間管理、意思決定、目標管理、計画…成果につながる「行動原理」を身につける。ドラッカー教授の教えを「理解する」「使いこなす」「習慣化する」、成果をあげる人のワークブック。巻末綴じ込み付録・1週間の成果がひと目でわかる時間管理シート付き。 |
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
![]() 実践するドラッカー:行動編 著者 :佐藤等 | ![]() 実践するドラッカー:行動編 検索 :最安値検索 | ![]() 実践するドラッカー:行動編 検索 :商品検索する |
●関連 Web
佐藤等 著作図書
上田惇生 著作図書
実践するドラッカー:ダイヤモンド社書籍オンライン
実践するドラッカー思考編-第2章まとめ
●本書を引用した記事
陳腐化のリスク
コンセプト化・一般化の効用
ドラッカー:ワーク・ライフ・バランスを整える
継続的学習の重要性
問題は行動によってのみ解決される
計画を振り返りましたか?
実践するドラッカー
●関連図書
実践するドラッカー:思考編
実践するドラッカー:チーム編
実践するドラッカー:事業編
●このテーマの関連図書
螳溯キオ縺吶k繝峨Λ繝��き繝シ縲先�晁���キィ縲�
螳溯キオ縺吶k繝峨Λ繝��き繝シ縲舌メ繝シ繝�邱ィ縲�
螳溯キオ縺吶k繝峨Λ繝��き繝シ縲蝉コ区・ュ邱ィ縲�
螳溯キオ縺吶k繝峨Λ繝��き繝シ蛻ゥ逶翫→縺ッ菴輔°
繝峨Λ繝��き繝シ蜈・髢�譁ー迚�---譛ェ譚・繧定ヲ矩�壹☆蜉帙r謇九↓縺吶k縺溘a縺ォ
繝峨Λ繝��き繝シ繧定ェュ繧薙□繧我シ夂、セ縺悟、峨o縺」縺�!
■参考図書 『ドラッカー名著集12 傍観者の時代』
![]() ![]() | フロイトやシュンペーターと親交を深めた世紀末ウィーン。世界が一変した第一次大戦。ファシズムの台頭でヒトラーに追放され、ロンドンでのエコノミスト生活を送る。そして米国へ。いつの時代にも多様性を愛し、時代と人を客観的に見つめてきた。ドラッカー自身が激動の半生を振り返る、唯一の自伝。 |
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
![]() ドラッカー名著集12 傍観者の時代 著者 :P.F.ドラッカー | 楽天では見つかりませんでした | ![]() ドラッカー名著集12 傍観者の時代 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
仕事の五要素と5W2H
目標は部門目標に合わせる
複数の選択肢を得る
意思決定回避のリスク
ドラッカー365の金言:組織の精神はトップから生まれる
目標は自分だけが管理できる
勉強好きはどのように昇進・昇格に影響する
人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる
意思決定をする
自分を律すること
●このテーマの関連図書
ドラッカー名著集9「経済人」の終わり
ドラッカー名著集11企業とは何か
ドラッカー名著集10産業人の未来(ドラッカー名著集―ドラッカー・エター…
ドラッカー名著集8ポスト資本主義社会
ドラッカー名著集7断絶の時代
創造する経営者(ドラッカー名著集6)