知識と経験のバランスでスキルが決まっている





仕事をする能力にはいろいろなものがあります。
これを修得するために、セミナー通いをする人もいるでしょうし、現場で身につけていく人もいると思いますが、能力を一番伸ばすことができるのは、その両方をやる人です。

何のセミナーだったか忘れてしまいましたが、こんな公式を教えてもらいまして、非常に印象に残っています




 能力 = 知識 × 経験

単純極まりないですが、経験的にも理屈で考えても、かなり的を得ているのではないでしょうか。

つまり、どんなに知識があっても、その人が仕事で成果を発揮できるかというとそうではない。
逆に、何十年その仕事をしていたからといって、その人が20歳も年下の人より成果が出せるわけでもない。

大卒の人で考えれば、中学、高校、大学と合わせて10年も英語を勉強していて知識はあるはずですが、海外で活躍できるための基礎である英語で活動できる人は僅かです。
それよりも、半年間英語圏で暮らした人のほうが英語が喋れるわけです。




■知識を入れつつ、経験をする


たとえば、業務改革をしたいと思ったら、「こんな風にしたい」と思うだけでは、改革はできません。

業務改革はどのようにするのか、他の会社ではどのようにしているのかという知識が必要です。
そして、知識を少しだけつけたら、実際にそれをやってみることです。

それをやってみて、今やったことは本に書いてあった(あるいはセミナーで説明された)どこに当たるのか、その手段の効果はどうだったのかをフィードバックして、より洗練(スマートにという意味ではなく、ドン臭くても自分や自分の置かれた環境に適したという意味)された方法を作り出していき、そのプロセスの中で知識をより深めていくという活動が必要なわけです。

「本など読んでも役に立たない」「セミナーに出ている時間があったらやってみろ」などという論調もありますが、実際にそういう人たちが、経験だけで何かを成し遂げてきたというわけではないのではないかと思います。もちろん、その人達がナイショで本を読んでいたということではなく、経験したことから何かを学び取って(一旦仮想世界に入れて)、それを現実世界にフィードバックしてきた場合も含めて、知識を得るための学習をして来たのだと考えています。

■学習すること


なにも、セミナーや読書することだけが知識を増やす方法ではありません。

経験したこと、実際にあったことから、「一般化するとどういうことが言えるのか」を考えることです。
ただし、考えるためには考え方を学ばないと考えられません。そのためにも、セミナーや読書はそのトリガになってくれる重要な要素のひとつです。

ある仕事をやっていると、そういう一般性がその人のコンピタンスになっていきます。

つまり、経験をどのくらい一般化できるかが、その人の能力を決めているのでしょうね。
それが今度は現在の状況に合わせて特殊化できて初めて、コンピテンシーといえるものができるのだと考えています。

なので、いまやっていることを振り返って、自分に何が足らないのかを考えることが、能力(コンピテンシー)を上げるゴールのないスタートになると考えています。

■知識と経験のバランス


こうして、学習というプロセスを通じて、知識と経験を結びつけていくと、その両方が自動的に増えていきます。
逆に言えば、経験がないままの知識や知識がないままの経験は情報としての価値がありますが、仕事の成果としては全く価値がない存在です。

学習を通じて知識と経験をバランスよく育てていきましょう。




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