古典・名著のすすめ1―古典・名著を探す







■古典・名著の存在価値


過去に私がご紹介した本というのは、時々アマゾンでもなくなっている時があります。

というのも、私は一応新刊も読んではいるのですが、よほど気になった所で、過去記事のように引用することはあっても、繰り返し読む本でないと、まとめも作らないし、ご紹介することもまずありません。
それが何年かたって、その本に書いてあることが「実感」として意味がわかってくれば、繰り返し読みますし、人に「この本いいよ」というようになるので、結局新刊は紹介できないということになります。

おそらく、一度読んで「すごく役に立つ」本は、「そうそうない」というのが勝手ながらのポリシー。
だって、その本に書いてあることを実際にやってみて、その行動の結果として本に書いてあることが自分にもあてはまり、結果を伴って初めて「役に立つ本」といえるのではないでしょうか。

そういう意味で、本ブログで時々ビジネス書の引用しているのは、単に自分の言いたいことを強化してもらうための引用だったりします。

ただし、「古典」とか「名著」と言われる本は、やっぱりひと味違います。

初めて読んだ時にはすぐには役に立たなくても、「そういえば…」と思い出して再読したり、解説本を読んで「ああ、そういう意味なら納得」とか「やってみよう」と思えるものが少なくありません。
多くの人がそう思うから、たとえ出版年が古くても、いまだに現役で読む人が少なくないんでしょうね。

つまり、仕事をする上でとかビジネスをする上で、古典/名著というのはハズレの少ない宝くじみたいなものかと。




■古典・名著を読む


私は基本的に、いわゆる「名著」と言われる本は大抵読んでいるつもりです。あまり興味のないジャンルでも、とりあえずこの本だけは読んでおこう、と読んだ本も少なくありません。

以下に私が名著だとススメられたり、勝手に名著だと思った本をご紹介してます。

 ビジネス書名著目録(必須図書)

その他、ジャンルごとの名著(つまり、次点の名著?)も整理しているところですが、これがなかなか…。

★P185〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

私は、柱になって精神力を支えてくれるという意味では、いろんな本を 100 冊読むよりも‘たとえば 『論語』 のような古典を一冊持っていて繰り返し読むべきだ、そのほうがよほど効果的だ、と思っています。
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古典には、そのように様々に応用できる力が内包されています。普遍的な真理を学ぶとともに、その教えを自分の行動に引きつけやすい格好の教材なのです。そういう深みがあるからこそ読み継がれ、古典となったともいえますが、古典に学ぶということは、読書術という点からいえば、実にコストパフォーマンスがいいということになります。
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読書の時間をどうやって捻出するかが大きな間題となっている社会人にとっては、このコストパフォーマンスという視点が欠かせません。
コストパフォーマンスを考えれば、まずは古典にあたる’ ' (きでしよう。もちろん、短い時間でどれだけたくさんの本を読めるか、というのもコストパフォーマンスという観点からは重要です。本格的な精神の柱になり、自分の人格の幅を広げてくれる本に効率的に出会うためには、急がば回れで、とにかく多くの本をさばくことです。

齋藤孝(著) 『大人のための読書の全技術
――――――――――――――――――――――――――――★


いわゆる何百年も前に書かれた古典だけには限らないので、私は「名著」という言い方をしてますが、20年前に書かれた本でも古典と言えなくはないでしょうね。

多くの人に支持され、ながい年月の中で淘汰されてきた本というのは、深みが違います(私が勝手にそう思っているだけかもしれませんが)。

アマゾンで何か本を探すときでも、そのジャンルに詳しくなければ

 (出版年が)古いが、いまだに売れている

ものを探します。ベストセラーは最初の選択肢には上がりません。


★P188(95)〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

古典には、主に二つあります。

一つは、『論語』 などに代表される文字通りの古典。
もう一つは、比較的新しく書かれたものでも古今東西の名著とされるものです。

たとえば、オーストリアの精神科医であるフランクルが自らの強制収容所体験を綴って一九四六年に発表した 『夜と霧』 や、フロイトが一九一五年から一九一七年にかけてウィーン大学で一般向けに行った講義内容をまとめた 『精神分析入門』 などがそれにあたります。

ジークムント・フロイト(著) 『精神分析入門
――――――――――――――――――――――――――――★


つまり、本を読むなら、「古典」か「名著」を探すのがもっとも効率的で手っ取り早い方法だということです。

■名著の見つけ方


あるジャンルを勉強しようとした時には、私はまず、名著・バイブルと言われる本を探します。

◆アマゾン(や楽天)で名著を探す


探すポイントが解説本や副読本の数です。

これが多ければ多いほど、その本の原典に書いてある内容が素晴らしく、それを理解するために副読本があると考えられるからです。

◆書店で名著を探す


もう一つの方法が、適当に興味のある本を手にとって、その参考図書に書いてある本を探すという方法です。
多くの本から参考図書としてあげられるということは、それは文字通り、ビジネス書の著者が参考にしたという意味です。ビジネス書の著者に参考にされるくらいなので、きっといい本なのだと判断します。


◆Webで名著を探す


上記の方法である程度対象を絞り込んだら、Webで検索をかけてみます。

このとき、アフィリエイト系の書籍紹介は排除することが肝要。
こういうサイトは、「販売目的で解説している」ので、悪くは書きません。読者の興味を引くような書き方をしているものが多いのです。
それよりも、「個人的所感」を述べているブログやクチコミが役に立ちます。この本を「身銭を切って買った人」が言っていることというのは、自分の環境に当てはまらないとしても、その件数の多さは意味があるわけです。

これがどれだけ多いかが結構多くの人に読まれている指標の一つになります。


こうして、本を絞り込んでいくと、当たりの確率が少なくありません。ただし、自分の読書力がついていけないことも少なくないので、いわゆる解説本(副読本)も一緒に読むことにしてます。
これについては、次回。





■参考図書 『精神分析入門




精神病の命名と分類に終始していた伝統的精神医学に対し、自由連想の採用という画期的方法によって症状の隠された意味を探る精神分析を創始して、二十世紀文学にも多大な影響を与えたフロイト。本書は、1915年から17年までウィーン大学で一般向けに行われた講義の記録。






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精神分析入門
著者 :ジークムント・フロイト
楽天では見つかりませんでした
精神分析入門
検索 :商品検索する



●関連 Web
 精神分析入門 - Wikipedia
 精神分析学入門 - システム論アーカイブ雑記編
 フロイト『精神分析入門』第1講 序論 | 山竹伸二の心理学サイト

●本書を引用した記事
 嫌なことがあった時には、難解な本を読む
 古典・名著のすすめ2―解説本の使い方
 古典・名著のすすめ1―古典・名著を探す


●関連図書
 フロイトの精神分析 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)
 面白いほどよくわかるフロイトの精神分析
 夢判断(上)
 夢判断(下)
●このテーマの関連図書


精神分析学入門〈2〉(中公クラシックス)

夢解釈〈初版〉上(中公クラシックス)

夢解釈〈初版〉下(中公クラシックス)

夢判断上(新潮文庫フ7-1)

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉(岩波現代文庫)

精神分析入門(上巻)(新潮文庫)






■参考図書 『大人のための読書の全技術




人の 10 倍速く読み、100 倍深く理解する。最終目的は、「読書スピードを自在にギアチェンジしながら、要約できるレベルで理解する」ようになること。
齋藤メソッドのすべてをこの一冊に詰め込みました。社会人が読んでおくべき 50 冊の必読リスト付き。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

大人のための読書の全技術
著者 :齋藤孝

大人のための読書の全技術
検索 :最安値検索

大人のための読書の全技術
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 耳で読む読書術:オーディオブックを活用する
 音読すると理解できる
 本とともに暮らす
 注釈本の使い方
 かっこいいグラフを作れるテンプレートChartChooser
 言葉を手に入れなさい
 本を書き写す
 本屋に行くなら、図書館に行った方がいい
 テンプレートを使うと仕事が早くなる
 拾読・通読・精読・考読


●関連図書
 「何から読めばいいか」がわかる 全方位的読書案内
 読書が「知識」と「行動」に変わる本
 読む技術: 成熟した読書人を目指して
 ソーシャル時代のハイブリッド読書術
 読めば読むほど頭がよくなる読書術: 結果を出す人の“インプット”の技術
 一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンになるために20代で身につけたい読書の技法
●このテーマの関連図書


大人のための会話の全技術

大人のための書く全技術

読書の技法誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書のチカラ(だいわ文庫)

読書力(岩波新書)

「何から読めばいいか」がわかる全方位読書案内





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