■やり切らなくていい
なにか新しいことを始めると、
頑張って継続しなくちゃ
と考えますよね。そう考えると、「続けられるか慎重に考えなきゃ」となってしまって、すぐに始めることができません。
もちろん、仕事で「やります」と言った以上は最後までやらないと評価に響くのですが、「自分の習慣を変えたい」などというプライベートなことであれば、
始めることが大事。やりきらなくていい
と考えてみるとちょっと気軽に始められるかもしれません。
私は、1年に幾つものことに手を付け始めますが、継続できることは多くありません。いいとこ2つか3つ。
1年間何個もいろいろ初めてみたけど1年後に続けていることはゼロだったことも少なくありません。
でも、まぁいいか。またそのうち思い出すこともあるでしょう、と思うことにしてます。
その代わり、いつも何か新しい面白そうなことはないかを鵜の目鷹の目。
■再び出会うまでのお別れ
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●「思い出したら運命」と思い、やり直す
先の定例面談に限らず、思い出し、思いついたら、その瞬間に「運命」と思い「やり直することが大切だ。たとえば自社ホームページをリニユーアルしようと思って手をつけられずにいたとしよう。そう思ってから既に半年以上が過ぎている。しかし、あなたは、他社のサイトを見て「ああ、このデザイン素敵だな。ウチのサイトにも取り入れたいなあ」と思ったとしよう。「そういえば、半年前にホームページをリニューアルしよう、と盛り上がっていた時期があったなあ」。そう思い出したのだ。ならば、その瞬間を見過ごしてはいけない。
思い出したのは「運命」なのだ。そこで、もう一回決意し直せばいい。
たとえ、三カ月、半年間と時間が空いていたとしても。いや、一年、二年空いていたとしても。「よし、もう一度、やり直そう」と決断すればいいだけなのだ。それが「やり直す」ことであり「やりきる」こと。空白の期間の長さは関係ないのだ。
小倉広(著) 『やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん』
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本書『やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん』の表題とは裏腹に、「やりきらなくていい」と。
本書のように、同じ思いを2回持つというのは、多分、あなたにとってそれが重要なんですよ。
それを神様(深層意識)が「やりなさい」と言っているんではないでしょうか。
ちょっとだけ、あなたの行動を後押ししてくれる一言を。
「これは運命だったんだ」
でも、もしまたやりきれなければ、私はたとえ2度めであっても、
「これもまた運命」
と思うことにしてます。
新しくやり始めたからといって、つまらなくなってしまったことを無理して続ける必要はありません。
また、やりたくなるまで待ってもらいましょう。運命ですから。
■参考図書 『やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん』
立ち読み可 | 「やりきる」ことで、勝利、という短期的な結果が手に入るだけでなく、「信頼」と「自信」という二つの「地力」までもが手に入る。中長期的な結果までもが手に入ることになる。だからこそ「やりきる」ことは大切だ。そして「やりきる」ことは難しい。 「やりきる」ためには、実は三つのステップが必要なのだ。本書でそれを紹介しよう。 |
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●関連 Web
『やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん』怠け者でも生まれ変われるシンプルなアプローチ―日経BP
「やりきる技術」に、目標設定がない理由 - 小倉広のコラム
やりきる技術 小倉広さん著 - YouTube
●本書を引用した記事
できなかった時はチャンス到来
作りなおすといいものができる
思い出したら運命だ
やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん
●このテーマの関連図書
任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
四つ話のクローバー
天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
「めんどくさい」がなくなる本
もう、怒らない(幻冬舎文庫)
自分でやった方が早い病(星海社新書)