機会をつかむ準備をする







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アクションプランとは意図であって、絶対の約束ではない。
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一つひとつの成功が新しい機会をもたらし、一つひとつの失敗が新しい機会をもたらすがゆえに、頻繁に修正していくべきものである。

ピーター・ファーディナンド・ドラッカー(著) 『経営者の条件
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仕事を成し遂げる人は、「ひとつの仕事が次の仕事を呼んでくる」という皮膚感覚がわかっているように思います。

これは仕事が成功裏に完了する場合だけではなく、失敗したとしても同じです。

ドラッカーのいうように「一つひとつの成功が新しい機会をもたらし、一つひとつの失敗が新しい機会をもたらす」のです。

何かの行動によって状況がほんの少しですが変わります。変化は成功を望む者にとってはチャンスになります。その時に、

 今のアクションプランを柔軟に変更できるか

が成功の量を大きくするか、無駄なことをするかの違いです。

一般に、「朝令暮改」を推奨するような場合は、こういう流れの中で「朝令暮改をしなさい」と言われます。

ですから、アクションプランや計画は

 ・変化を機会にする
 ・絶え間なく強みを磨く
 ・機会を捉える資源(リソース)を確保しておく

ことを前提に準備する必要があります。


変化は誰にも平等に訪れますが、機会は準備していた者にしか現れません(見つけられません)。

その準備とは、強みを磨いておくことです。

そして、機会と強みをいつでも生かせるよう、手もちの資源を確保しておくのです。時間しかり、お金や支援者しかり。単に計画を後手後手で修正するのではなく、機会をつかんで成果につながるよう、日頃の準備に努めたいものです。






■参考図書 『経営者の条件





立ち読みできます立ち読み可
ドラッカー・エターナル・コレクション第一弾。
絶大な人気を誇る不朽の名著。成果をあげるためにいかなる行動をとるべきか。己の強みを知り、時間を知り、なすべきこととなさざるべきことを知る。すべての知識労働者に必須の書。






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経営者の条件
著者 :ピーター・ファーディナンド・ドラッカー

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posted by 管理人 at 05:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 巨人たちの言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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