今の仕事に満足してますか?
もし、何か別の仕事がやりたいのなら、たとえ自分がやりたいことではなくとも、新しい仕事にチャレンジすると、結局まわりまわって、自分のやりたいことができるようになるかもしれません。
『アウトプットが10倍増える!スピード段取り術』という本にすごくいいことが書いてあるので、ご紹介。
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経済産業省が社会人としての土台となるビジネススキルとして規定した、社会人基礎力という概念がありますが、その中にも、「主体性]や「実行力」という、積極的に仕事を推進するスキルの必要性がうたわれています。
確かに近年、上司の指示がないと仕事ができないといった、指示待ち族に対するご相談を受けることが多くなってきました。では、そういった積極的姿勢をどのようにとっていけば良いのでしょう。
私も社会人になりたての時から常々実践していたのですが、他人からお願いされた仕事や自分の目の前に現れた新しい案件については‘全てをチャンスと捉え、自分がやるーと積極的に挙手していました。その結果、本当にたくさんの経験をさせてもらいましたし、そういった経験ができたからこそ、現在の自分があると思っています。もちろん、あれもこれも、とやっていればいっばいいっばいになることもありましたし、失敗することもありました。
しかし、全力で走っていないと、思いっきり転倒することもできないのです。火きな失敗からは大きな教訓を得ることになりますし、それが次の仕事の段取りに生きてくるものです。よって、たくさんの経験をするために、失敗を恐れずとにかく自分がやる!と挙手し続けることが大切なのです。また、これはなるべく若いうちにやっておくべきことだと思います。
というのも、ある程度年齢を重ねてくると、立場やプライドといった外的要因が重なり、どんどん自分を追い込めないようになってくるためです。
挙手するのと同じように、日頃から自分のやりたいことをどんどん口に出しておくことも重要です。新規の商品開発をしたい!したい!と口癖のように日頃から上司にアピールしていれば、
「確かお前は商品開発やりたがってたよな。例のプロジェクト、部内の代表としてやってみたらどうだ」
なんてことになるものです。
吉山勇樹(著) 『アウトプットが10倍増える!スピード段取り術』
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■やりたいことを公言する
「○○○がやってみたい」
「自分にやらせてもらえますか」
こう発言するのはすごくいいことです。まず、積極性がアピールできますし、いろいろなことにトライすることによって、短期間に多くの経験値を蓄積することができます。
しかし、これは時と場合をわきまえる必要があることにも要注意です。
「自分は商品開発がやってみたいです」
製造部に所属している人で、こう発言したら上司はどう受け取ると思いますか?
もしあなたが上司で、部下がこういう発言をした時の感情を想像してみてください。
「お前にその能力があるのかよ?」
「つまり、オレの部下でいることは嫌だということか?」
あまりいい感情は抱かないかもしれません。ここまで否定的に捉えたりはしないかもしれませんが、「お前積極性があるなぁ」と感心してもらえるかというと…。
■やりたいことは、その部門で「やる」こと
このような否定感情を上司に持たせず、積極性をアピールするためには、「やりたいこと」が、
その上司(または部門)でやるべきこと
に限定しておくのが無難です。
もし、部門を移籍したいのであれば、水面下で調整するほうが、成功率は高くなります。
その水面下での調整がやれないのなら諦めたほうが、あなたの上司からの評価にとっていい結果をもたらすかもしれません。
調整のやり方についてには、過去記事
・「給料が少ない!」〜給料とは?
・ダメ上司とのお付き合い
などで紹介しましたので、ご参考まで。
■参考図書 『アウトプットが10倍増える!スピード段取り術』
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