これは、私の務める会社だけでなく、いろいろな書籍などにある、評価ポイントをまとめたつもりです。
これは管理職になる時の昇進面接で評価されるだけでなく、管理職になったあとの年間の業績評価や、さらに管理職としての昇進面接の時にも問われますので、管理職になる前から始まって、管理職である間はず〜〜っと意識しないといけない課題です。
ぜひ、意識していただければいいなぁと思います。
5つのポイントとは
・管理職登用面接の評価ポイント1〜チャレンジ精神
・管理職登用面接の評価ポイント2〜経営意識
・管理職登用面接の評価ポイント3〜提案力・交渉力
・管理職登用面接の評価ポイント4〜組織化力・リーダーシップ
・管理職登用面接の評価ポイント5〜部下育成
です。詳細は上記リンクからご覧ください。
もちろん、会社や現在の役職、業務によって重要度や表現は変わってくるとは思いますが、管理職であるということは、基本的にこれらの能力があるレベルを超えていることが必要ではないかと思います。
■チャレンジ精神
「チャレンジ精神」とは、その人の基本姿勢であり、本記事のテーマである「スキル」とは異なるものなのですが、これがない人はかなりの確率でアウトになります。
簡単にいえば、「上司からやれといわれた仕事をやります」という態度では、これがゼロと言われても仕方がない、ということですね。
具体的には以下の様なことです。
◆既存の仕組みやプロセスをより高めるような改革を志向していること
「改善」ではなく「改革」です。改善は1%、2%の向上ですが、改革は50%、100%、200%が向上します。
そのためには、今の仕組みやプロセスの前提になっているところを疑い、その前提を覆すような新しい仕組みやプロセスを開発することです。
◆課題の抜本的改革のアクション
プロジェクト・部門・課・チームのそれぞれの単位で、どのような点に課題があるのかを認識し、それを改善するアイディアを提示し、アクションを起こしていることです。
管理職試験にトライできるレベルの人なら、問題を見つけるだけなら、それほど難しいことではありません。
重要なのは課題認識です。
どの様な問題を発見するかは、その人の知識と経験によるところが大きいのですが、自分の所属する問題を見つけて、それを課題としてに認識・特定し、その課題に対してアクションを起こしている積極性が評価されます。
※「問題」と「課題」についてはここでは詳しく説明しません。また何かの折に…。
◆業務の改革
新たな方策や手法を業務の中に組み込んで、関係するチームや関係するプロジェクトにおいて実践しつつフィードバックをしていることです。
上記の「問題」や「課題」に対するものではなく、どういう理想を描くことが出来るかという力です。
理想を描くためには、関係する業務に関する知識はもちろん、広く世の中のトレンドや関係業者の情報、または他の業態からの転用などの情報収集力とアイディア発想力が必要です。
さらに、そのアイディアを実際にどうすればいいかという具現力と、関係者を巻き込む力(提案力、説得力、モチベート力)が必要になります。
これらが、具体的な行動としてどのように発揮されているかがポイントです。
中には、課題を出せば、「こうしたら」「ああしたら」とアイディアがポンポン出てくる人がいますが、そういう人は評価されません。アイディアに基づいて行動していることが評価のポイントです。
―次回に続く―