私は借金で何かを買ったのは、自宅を買ったとき以外全くないのですが、世の中には「リボ払い」という便利な仕組みもあります。
名前はスマートなのですが、いわゆる借金ですね。
これを仕事にたとえて、面白い説明がありましたので、ちょっと引用。
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「いつでも一定額のお支払いでOK 」
このキャッチコピーを初めて聞いたときは、「なんと画期的な仕組みなのだろう」と思いました。
これは、私が20代の頃に流行り始めたクレジットカードの「リボ払い」のキャッチコピーです。
もちろん、支払金額が少なくなるという甘い話ではありません。仕組みは、こうです。
毎月の支払いは一定額でも、返済期間が長くなるため、その分、利子の負担が重くなります。つまり、クレジット会社から見れば、うまみのある商品なのです。
しかし、リボ払いにも限度額があり、それを超えると翌月払いになって、支払いの請求がドカッとやってきます。また、限度を超えなくても、完済しないうちは利子が発生しますし、支払期間が長くなれば、ずいぶん前に買った商品の代金をいつまでも払うことになります。
だから、いくら払い続けても、なかなかリボ払いから抜け出せないという人もいます。あなたの仕事は、このリボ払いになっていませんか。
・いつまでも同じ仕事に追われている
・やってもやっても、仕事がわいてくる
・毎日バタバタとして、気がつくと外が暗くなっている
このような状態にある人は、仕事のリボ払い状態から抜け出す必要があります。
「あとで…」という言葉には利子がつく
仕事は、その場で完結することが重要です。
「あとで……」
それは、時間の余っている人が言えるセリフです。もち越した仕事は、利子が付いてくるのです。
鳥原隆志(著) 『たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく』
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■負債には利子がつく
当たり前の話ですが、何かを借りれば利子がつきます。何かを貸しても利子がつきます。
ただし、仕事における利子というのは、目に見えないだけに厄介です。
多くの場合、自分の工数という形で消費されていきます。そして工数を満たすためには、有限の「時間」というお金を払わなければいけません。
後回しにした仕事は、工数が増える方向に利子がつきます。
特に問題なのは、返済期限ギリギリまで返済を伸ばした場合。
もう後がない状態でやらないといけなくなるので、成果物の品質が落ちるし、他の仕事も後回しにせざるを得ません。
そうすると、そこで後回しにした仕事にも利子がつくという悪循環です。
もちろん、借金自体が悪いわけではありません。
借金して、それを何かに投資して、負債の利子以上の利益を出せば、トータルでプラスになります。しかし、利子を支払うためにさらに借金をすれば、最悪の状態になるのはよくご存知のはず。
■いつもニコニコ現金払い
私は、投資をしたものを間違いなく利益にすることが出来るほど才能はありませんので、「負債を作らない」ことが安全策だと思ってます。
なので、「いつもニコニコ現金払い」がポリシーだったりします。
つまり、
・仕事は可能な限り早く着手する
・やらなくていい仕事をしない
・期限は待ってもらえる期間の10%は余裕を作る
のを目標にやってます。
まぁ、それでも時々、期限に追いかけられたりしますが…。
■参考図書 『たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく』
立ち読み可 | 「考えて仕事をする」とはどういうことなのか? 「もっと考えて仕事をしなさい! 」 「そんなこと、少し考えればわかるだろう! 」 上司や先輩から、このように叱られることはありませんか? 叱られている本人だって、それなりに考えて仕事をしています。それなのに、うまくいかない。 その本当の原因は、「考えていない」ことではなく、「考え方が間違っている」ことにあります。 仕事のさまざまな場面で、何を考えれば的確な行動ができるのか。できる人が必ず押さえている「15の視点」を本書で解説します。 行動を起こす前の「たった5秒」。そこで何を考えるかが勝負です。 |
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●本書を引用した記事
遊び時間を作る
考える仕事は早めに終わる
指差し確認、もう一度確認
5秒の予知能力を身につける
あふれるコップの水を拭いても無駄
親しみのある「たとえ」を使う
心理的にプレッシャーを与えると交渉が楽になる
逆算の発想でスケジュールを作る
定時で帰る方法を考える
なぜそれがルールなのかを考える
●このテーマの関連図書
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